予備校に通いだし約2か月半授業を受けてきた。そんな中でも特に学ぶことが多いのが英語である。英語の授業を受けるたびに、いかに日本語と英語が違うのかを痛感させられる。

 

 大前提として、文化の違いが当然ある。日本語では同じ意味でも英語では多くの単語がある場合がある。例えば、"教える"という言葉一つとっても、"teach"や"tell"がある。"teach"はgive+skillのような意味を持つのに対し、"tell"はgive+imformationのような意味を持つ。だから、"道を教える"では"tell"を用い、"テニスを教える"では"tach"を用いる。このように、単語一つ一つにニュアンスの違いがある。そのため、英単語と日本語を一対一で覚えるのは英作文で大きな間違いをする危険がある。

 

 英作文でもそうだが、読む際にも必要なものがある。それは、文法である。高校生の時、YouTubeで"英語を速く読むためには文法をやりすぎるな"というのを目にした。5文型と関係代名詞はわかっていたので、それを見てからは文法をほとんどやらなくなった。しかし、予備校の授業で文法はきちんとやらねばならないといけないと思った。というのも、私が目指しているのは京大である。5文型と関係代名詞だけがわかっていればいいのは、精々共通テストぐらいだろう。京大は、ただ読めたらいいというレベルではない。京大の英語では、和訳問題が出るのだが、なんとなくで読めれば丸をもらえるほど甘くない。問われている英文の構文がわかっていることを反映した形で解答を書く必要がある。そのためには、京大に限らず文法が必要なのである。

 私はYouTubeで見たものを過大解釈していた。ただ文法問題をやりたくない言い訳として都合のいいように解釈していた。できないやつの典型的な考え方だ。最低限の文法力とは、英文を構成するうえで必要な基礎文法力だ。受動態を例に挙げると、日本語で"~される"という場合に必ず"be動詞+過去分詞"の形を使えるわけではない。"彼は妻に亡くなられた"という分を受動態にしてみる。"He was died by his wife."を思い浮かべるかもしれないが、こんな英文は存在しない。そもそも"die"はほとんどの意味が自動詞で、他動詞であったとしても受け身はできないからである。そのような基本的な文法が分かっていなかったため、ただテキトーつまりは雰囲気で読んで、なんとなく意味があってるような状態、いわば博打で読んでいたようなものだ。文法は、数学で言う定義のようなものだと思う。正しく英語を読むには、単語はもちろんのこと語法や基礎的な内容の文法を理解していなければならない。

 

 書くのに疲れたから英語について、今回はここで終わる。