「PERFECT DAYS」 2023.12.22 公開
視聴してから1週間ほど経ちますが、
朝の通勤時にちょいちょい平山さん(役所広司さん)のことを思い浮かべてました。
静かにそして穏やかに。
毎日同じルーティンの中、それでも昨日と全く同じ今日って言うことは絶対なくて、
そして、その全く同じじゃない一日が何事もなく終わることの幸せ。
そんなことを改めて考えてました。
物語の最後、平山さんが運転しながら込み上げてきてた涙の意味。
いろいろ想像してみるんですが答えは人それぞれでしょうか。
わたしも朝の通勤途中、決まって朝なんですが、
一昨年亡くなった父親のことを思い出して泣けてくることがあります。
父は何かと面倒くさい人で、付き合ってるとイライラしてくるのであまり近寄らないようにしてました。
そしてその父親の性格にもともとそっくりではあったものの、歳とともにますますそっくりになってきてる自分が怖くもあるんですが
今なら理解できるってこともあったりで、申し訳なさでいっぱいになる。
たぶんわたしも子どもに同じようなことされるんだろうな、と。
自分がしてきた以上のことを子どもにしてもらおうなんてむしが良すぎるってもんですよね。
まあ、わたしの話しは置いといて、
映画には全く詳しくないのでこの映画の監督がどれほどすごい方なのかは存じ上げないのですが、
役所さんが平山さんを生きてくれてホント良かったです。
公式サイトでの監督、役所さん、ふたりそれぞれのインタビューも響きました。
役所さんの言葉ひとつひとつがジ〜ンときます。
U-NEXTで鑑賞しましたが、もう少しお安くなればまた観てみようと思います。