いつもお立ち寄りいただき
――7年ぶりのスターズ。初日公演を終えて。
「いやぁ…正直、すっごい緊張しました。あの…普段だったらスターズって、やっぱり北米のスターたちがオープニング、フィナーレを飾り、グループナンバーもやって。でも、それでも、今回、国別対抗戦などもありましたけど、短い期間で日本人、日本チームだけでグループナンバーだったり、フィナーレだったり、オープニングだったり、凄い凝ったことをやったと思います。非常に大変でしたでしたけれども、一生懸命できたと。みんなでスターズオンアイスをまた新しい形で、スターズオンアイスを作ろうと頑張れたんじゃないかなと思います」
――会場も盛り上がっていた。
「時差を含めると、ちょっと。プリンスさんの命日と被る日でもあったので。プリンスさんの歌声とともに、気持ち良く。そして、何より会場の皆さんも非常に楽しみながら見てくださったと思うので、そういうことも含めてプリンスさんに感謝しながら滑らせていただきました」。
――どんな気持ちで滑ったか。
「いやぁ、もう。楽しんでもらいたいというのがやっぱ一番です。えー、そもそも、こうやってアイスショーをさせていただくことも特別なことだと思いますし。そして、本当に皆さん感染のリスクだとかいろんなことを含めた上で、ここに来て下さっているんだと思います。本当に苦しい世の中で、いろいろと生きづらい世の中ですけれども。それでも、ここに来てくださったからこそ特別な演技を。そして、せっかくだったら心から何か燃え上がるような、明日への活力となるような。そんな演技をしたいなと思いました」
――つかの間のオフとなる。
「えっと、世界選手権の前にかなり4回転半の練習をして、やっと道筋が見えてきたかなというふうに思うので。ただ、がむしゃらにやるだけでなく、基礎練や本当にアクセルのために何ができるかということをまた一から考え直して。一からまたアクセルを作り直して、ちゃんと羽生結弦のジャンプだって思ってもらえるようなジャンプにして。来シーズンに向けて頑張っていきたいなというふうに思います」
――濃密なシーズンオフになるか。
「そうですね。いっぱい考えることもありますし。何より自分が試合だとか、アイスショーだとか。そういうところで滑る意味を考えながら一生懸命やっていきたいと思います」