世の中には多くの人間がいる。さまざまな種の異なる人間がいる。その中で自分に何の価値があるのかを見出せるのかどうかが手腕。こんななたくさんの人間がいるのに、触れ合う人はほんの一握りしかいない。世界に飛び出す勇気はないし。語学もだめだし。何より新しいことを始めるにはなんかやる気なくなってきた。なかなか一歩が出ない。そんな高望みをしているつもりはなかったのに、「人並みというのは人並み以上に能力を持っている人が使う言葉だ」なんて知らなかった。人並みでいい。真面目でありさえすればいいと思っていたけれど、世の中を渡り歩く能力の高い人間はずる賢い人間だ。うまく立ち回れていないかもしれない。でも、生きにくい世の中で息がするのが難しいときに、前を向いて生きていくことがしんどいときに、笑ってしまえればいい。つらいままでは終わらない。終わりがいつか来る日までもがく必要がある。苦しくても逃げ出したくても人生のレールを走り続けなければならないのだ。人生の主人公は自分自身なのだから。代わりは効かないのだ。苦しくたって涙が出たって、自分で涙を拭いて立ち上がるしかないのだ。明けない夜はない。止まない雨はない。でも、風は強い。波は強い。だから、腰に力を込めて立ち向かっていくしかないのだ。