先天性股関節脱臼についてご存じですか?
あんよの会第六回の開催報告です!
今回は健康会館の乳児健診や地域保健師をされているお二人に講師として来ていただきました。
〇先天性股関節脱臼とは脚の付け根の関節が外れる病気で、発生頻度は1000人に1-3人ほどである。 ①家族に股関節が悪い人がいる
②女の子が多い(比率は、男児を1とすると女児は5-9)
③逆子で生まれた(胎児の時の体勢)
④寒い地域や時期に生まれた(出生後厚着になるため)
⑤向き癖がある(片方の足が立膝状態になるため)
以上5つの要因についてそれぞれ説明をしていただきました。
ただし、上記全てがあてはまっても、股関節脱臼にならない人もいますので、ご参考までに。
ちなみに、我が家は女の子というのしかあてはまりませんでした・・・
股関節脱臼の症状として下記の二つがあげられます。
①寝かせた状態で両足をM字に開いた際、十分に開かない
②股のしわの深さ、長さが左右で違う、ふともものしわの数や位置が左右で違う
ちなみに我が子は②があてはまりました。
乳幼児健診では一度も指摘されませんでしたが、乳児期の写真を見返すと現在も治療中の左脚だけ太いしわがはいっていました。
上記についても、当てはまらない場合もあるそうなので、もしご不安があれば病院の医師に相談をおすすめします。個人的な意見ですが、何人かの医師に相談しても我が子は左脚をかばって上手に歩いたりしていたため、3歳4か月になるまでみつかりませんでした。
気になった時点で、レントゲンを撮っていれば現在のような苦労がなかったのかなと思ってしまいます。
先天性股関節脱臼は、
生まれた後に後天性の要因により脱臼を起こすことが多いといった研究事例もあるそうです。
そのため乳児期の日常生活で気を付ければ、防ぐことも可能な場合もありますので、参考までに。
①おむつ交換
おしりに掌をいれておしりや腰を浮かせて、交換する。足を高く上げるとはずれやすくなるため。テープタイプのおむつであれば、きつくしめず、指が1-2本くらいは入るよう留める
②服装や抱っこのコツ常に足がM字になるような服装やコアラ抱きを心がける
③向き癖のコツ
向いている方と反対側の膝が立膝になってしまい、長期間同じ体勢が続くと股関節が外れてしまう可能性があるため、反対から声をかけたり、向き癖がある側の頭~身体 の下にタオルを置き足が伸びきってしまう状態を防ぐ。M字になるようにする。
受診については、まずかかりつけ医に相談することをお勧めします。何か気になることがあったら、下記に相談先を掲載致しますので、ご相談くださいとのことです。
〖相談先〗
健康会館健康推進課 042-527-3234
子ども家庭支援センター TEL042-529-8566
子育てひろば
親と子の健康相談
保育園や幼稚園
もちろん!あんよの会宛にご連絡いただいても構いません。
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