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朝晩の空気が変わってきた。

夏の、濃いような生気がぎゅっと詰まっているような、吸い込むだけで元気になれるような空気とは違う。

薄くて少し寂しくて透き通っていて、触れると気持ちがしゃんとするような空気。

暑さ寒さも彼岸まで、とは言うけれど、本当なんだと感心する。

夏よ、行かないでちょうだい。掴まえたと思った夏はすぐに逃げてしまう。



嫌だよー、嫌だよー、寒いのなんて嫌ー。



今日は朝5時に起きて草取りした。急に現実的だけど。

2017/05/07

とあるGW。どこかに行く予定もなく、だけどこんな天気の良い日に家に籠るのにも我慢できない。

ということで、車で40分程の道の駅に行くことにした。
トートバックに、財布とスマホ、そして本を数冊入れる。

道の駅はとても賑わっていた。とれたての貝を、その場で焼いて食べられたり、焼きそば、かき氷、キャラクターが形取られたキャンディ、そしてたくさんの種類の苗。

それらの場所でお腹を満たし、車に戻る。座席を少し倒し、一番丁度良いところを見つけると、本を取り出した。

結局私は、本を5分の4程は読み終わるくらい、そこに居たわけだが、それはもう本当に素晴らしい時間だった。

窓から心地よい風が吹き込んでくる。ダッシュボードには、5月の暖かい光が当たり、細かい埃が見えた。
時々、本から顔をあげて周りを見ると、犬を連れた人が散歩をさせている。同じ犬種同士だったらしく、何やらしゃがみ込んでにこやかに話している。
私は、どちらかというと猫派なわけだけど、それでもとても愛おしそうな顔で、自分が連れているものを見る目は優しく、犬も悪くなさそうだと思えた。

本を読む私の隣では、夫がうたた寝をしている。大きな体を窮屈そうに横にし、少し膝を曲げて。無理もない。

それくらい心地の良い時間。開けた窓からは、小さく音楽が聞こえる。
さっきお腹を満たした場所では、楽しげな曲がひっきりなしに流れ続け、お祭りのような雰囲気だ。
そこから少し離れているこの駐車場にいると、それらの音楽が小さなBGMのようだ。ちょっと強い風が吹くと、途端に聞こえなくなるくらいのBGMが、なんとも言えない雰囲気を作り出していた。

徐々に日が陰って行く。あんなにたくさんあった車も、今は数える程しかない。フロントガラスの前にひろがる空は、まだまだ青いけれど、そこに広がる雲は、ほんの少しオレンジ色に縁取られている。
連なる山々は、深い青とも紫ともいえないような影となり、はっきりとした緑の時よりも壮大さを増したように感じられる。
風は依然として優しく、お日様は暖かく、空は透き通り、遠くの音楽は心地良い。

ずっと、このままいられたらいいのにと、どんなに強く願っても、太陽は沈んでいき、風も少しだけ冷たくなってくる。

暗くなって帰るのだけは嫌だと思い、まだ明るかったのだけど、そろそ帰ろう、と提案した。
家に着いてもまだ、薄明るく、早めに帰ってきて良かったと、心から思った。

そんな一日。

本が好きです。
子どもの頃から、ずっと好きです。
でも社会人になり、仕事も忙しくなってくると、なかなか読めていないのが現状で。

「趣味は?」「読書です!」と言えるほど読んではいない。
でも、他に趣味は無い。

いっそ、
「趣味はありません!」
と言ってしまった方が清々しいかのかな。