ナッツとのお別れの後は、思いきりペットロスになってしまい、何をして過ごしていたか、きちんと仕事もできていたのか、ボンヤリとした記憶。
ナッツと散歩していたすぐ近くの公園、一歩も足を踏み入れる事ができなくなり。
息子たちもきっと寂しかったと思うのに、フォローしてあげる余裕もない、情けない母親だった…
ある日、何となく保護犬サイトを訪れていて、そして偶然なのか必然なのか
「ナッツ」という名前の保護犬が目にとまった。
家族に話をすると、距離のある県だし、雑種の大きい犬は無理だと言われ。
それでも問い合わせをしていた私。
すると、最近になって預かりボランティアさんの家に移動したと。それが偶然すぎて驚くことに、私の実家のある市と同市内の家だという。
偶然すぎる、これは私がこの子を保護しないと。いや、しなさいと言われているんだと。
保護希望を勝手にしていた。
翌日保護団体から連絡。
ひとあし先の1日前、保護希望されているお宅にトライアルが決定していて、トライアル失敗の場合はお願いする感じになります、、、と。
トライアル失敗なんてそんな可哀想なことは起こらないだろう、と思いながらも2週間待ち、やはりそんな事はなかった。
でも良かった、幸せになって良かった、でも私の家に迎えたかった「ナッツ」を。
それからというもの、さらに保護犬ばかり見ていた。何件か問い合わせすると、私の仕事の時間が長い事がネックだと…
保護の子は不安だから、できるだけ留守番させられないとの事。
保護犬サイトを見るのが唯一の救いのようになっていたところで、もう私は犬との生活は無理なんだ、また落ち込む日々。
ある日、息子の英検会場へ送迎しながら家族で出かけようとなり、会場近くのペットショップのホームページを何気に開いてみた。
本日値下げになったという、4ヶ月のダックスフンドが。
ダックスフンドは、絶対にナッツを思い出してしまうだろう、怖いから違う犬種じゃないと…なんて思っていた。
けれど帰り道、気になってしまいやはり立ち寄ってしまった。
ペットショップでは、だいたい2,3ヶ月で売れる。4ヶ月の子は珍しいくらい。
こんな場所にいてつまらなかっただろうな。
とてもせつなくなって仕方ない。
「抱っこしてみますか?」
ずっと見ていた私に気付いた店員さんが、声をかけてくれた。
息子達も、気になっていた様子。
「子供達だけ、いいですか?」
なんて元気な子!
顔ペロペロされて喜んでいる息子達。
私は抱っこしないでおこう。抱っこしてしまったら…なんて考えていたら
子供達から、ピョンと私に飛び乗ってきた。
そして。
「一緒におうちに行く」
誰か今何か言った?
何も言ってないよと、家族。
今の言葉は、空耳?妄想?
ハッキリ私の耳に届いた言葉。
この子が話しかけてきたの…か…
謎の出来事。
そして今、その子と過ごしている。
保護犬ばかりを意識していた私に
「長くいたお店から出してあげたのも、
ある意味、保護だよ」
息子の言葉が、とても救いになった。
むぎた。
あの日出逢ってから、うちの子になってから、2/26日で、丸2年
もっと長く一緒にいる感じがするな。
うちに来てくれて、ありがとう。
毎日、ありがとう。
感謝しない日はないよ。