スイート・ホーム

 

四季折々の自然を感じることができる豊かな街で暮らす人々のお話。あまり激しく波風は立たないし、出てくる人たちは優しい人たちが多いから穏やかな気持ちで読めるね。ケーキ屋さんのスイート・ホームの家族はほんと理想的な家族像って感じだったなあ。家族仲が良くて、毎年記念写真を家族で撮って、長女の陽皆ちゃんは優しくてかっこいい旦那さんを捕まえて、次女の晴日ちゃんもちょうどいい距離感の旦那さんと結婚出来て、さらにお母さんの妹のいっこおばちゃんも同居家族に加わり、記念写真に写る人がさらに増えるという。

 

終電前のちょいごはん

 

不定期に開いている本が読めて手紙が書けるというコンセプトの居酒屋を中心にそこに訪れるお客さんのお話。開いてる時期は短いけどおいしそうな「こつまみ」でちょっと小腹を満たしたり、店主の文さんのゆるふわな雰囲気がいいな〜って思う。何個かにお話分かれてて、やっぱり前に出てきたキャラが後の話に出てきて、繋がりを感じるのが良いね。出てくる食べ物や飲み物も美味しそう。二巻目のほうも一巻めのキャラが常連さんとして出てきてるの和むし、何かが劇的に変化するわけではないけど、気持ちが軽くなったり、前へ進んだり不思議なことが起こったり…穏やかなお話が多くていいな。出てくるキャラクターの年齢層や職業も結構多岐にわたっているな、と。お仕事大変なこともあるだろうけど、やっぱり文さんの働き方うらやましい