- Fate/Zero(5)闇の胎動 (星海社文庫)/虚淵 玄
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フェイトゼロ5巻感想~!!本気でガッツリアニメ1期以降のねたばれしてますのでご注意を。
サクサク話が進むので一気に読んでしまいます。そんな五巻の感想!
*何とか生きながらえている雁夜おじさんに桜ちゃんの純潔を奪った蟲の餞別を与えるぞーけんまじ鬼畜ですわ…
*アイリとセイバーもそうだが、アイリと舞弥のキマシタワー展開っぷりがすごい。セイバーや他の人間には決して見せない弱みを舞弥に話したのは信頼と友情の証なんだろうな。舞弥がアイリの事を「マダム」でなく「アイリスフィール」って呼んだ所が二人に結ばれた絆のようなモノを感じさせますね!
*これから先の展開に備えてか凛ちゃんに会いに行った時臣がぎこちなく凛ちゃんを撫でるシーンにすごく萌えました。凛ちゃんに対してはどちらかというと師として接してきたから、父親として頭を撫でるとかそういうスキンシップはあまりとってこなかったのかな?パパしてる時臣がほんと素敵でどことなく切ない良いエピソードです。
*アイリ達と時臣達の同盟の為の会談でもアイリは魅せてくれましたよ…!時臣達相手にも一歩も退かずに強気に話を進めるアイリさんまじかっけーったら。女帝の風格まであらわすアイリさんすげぇよ。そして綺礼の敬遠されっぷりwww何も知らない時臣がいささか不憫…
*綺礼とギル様の白々しいまでの問答ワロタwww最凶のコンビが結成されましたぜ。なんて誘い受けなのギルちゃん!
*切嗣の過去エピソードは最初何かと思いました。彼の過去もなかなか壮絶…アニメでは既に出て来ていた切嗣の師であるナタリアさんはここで登場か。父の研究のせいで平和な島に災いが巻き起こり、自らの手で父を撃ってしまう…その後は師事したナタリアと共に戦線に出ながら苛酷な暮らしを続けていたようで。そして母のように慕っていたナタリアも多くの人を助ける為に自ら手にかけた…なんという皮肉か。もう痛々しくて読んでてキツかったです。
*時臣と綺礼の最後の談話はゾッとするものとほんとに可哀相という念が入り交じりました。時臣は言っちゃえば愚かだけどここまで弟子を思って、信頼してくれる師っていいよね…。
*アイリと舞弥の会話再び。舞弥の過去の掘り下げがなされており、よりアイリも読者も彼女を理解出来たのではないかと。舞弥の生い立ちも壮絶なものでした…その後の舞弥と切嗣のやり取りもせつねぇ。
*セイバーちゃんによるライダー追走劇は燃えたぎりました!!マシンの限界速度を超えたバイクの操縦技術…騎乗スキルは伊達じゃないということがヒシヒシ伝わります。かっけぇ。ライダーとセイバーの決死の一騎打ちもかっこよかったです…!
*雁夜おじさんに降り懸かる不幸が本気でヒドイ…最も憎む敵は既に屠られ、愛する人に誤解されて、怨まれて。更に自らその人に手をかけようとしてしまうとか…仕掛人の腹の中ドス黒過ぎてもう。キレイまじ外道。
面白い作品は感想を書くのも面白い。