ペシミスト、アンチナタリストとして知られるアメリカのホラー作家、トーマス・リゴッティの言葉を集めて日本語に訳してみました。

 

(※素人翻訳なので誤訳や意訳があるかと思います。詳細が気になる方はオリジナルを確認してください。)

 

(※無断使用は禁止します。)

 

 

 
 

 

「我々は人生の中で、どれほどのくだらない事柄に耐えられるだろうか。そして我々がそこから抜け出す方法はあるだろうか。いや、ない。我々があらゆる無駄に苦しむことは運命付けられている。くだらない苦痛、くだらない悪夢、くだらない重労働、そしてあらゆる形と量の耐えがたい無駄。皿に盛り付けて差し出されたそれを我々は残さず食わねばならず、さもなくば死と向き合うことになるというくだらなさ。」
 
 
「一般的には、死より悪いものはないと言われるが、私的に言えばそのようなものは多数ある。一部の人間にとっては、死の恐怖について考えながら生きることは死それ自体より悪いものである。」

 

 

「楽観主義とは、それが言葉上のものでない限り、単にばかげていると言うだけでなく、非常に不道徳なものの考え方であるし、人類の言いようのないほどの苦しみに対する、ひどい嘲りである。」

 

 

「悲観主義者の信念のひとつは、非存在は誰も傷付けないが、存在は皆を傷付ける、というものである。」

 

 

「我々は、空虚で冷たい物理的宇宙の寂しい惑星に住む、遺伝子複製型の有機ロボットである。」

 

 

「The Conspiracy Against the Human Race」より。