我が家の手作りパンがドライイーストから、自家製酵母に切り替わったのは4年前。
コロナ禍の外出自粛で兼ねてから興味があった自家製酵母おこしと自家製酵母パン作りを
独学で始めたことがきっかけでした。
先日ふと、
以前ドライイースで作っていた2斤食パンってどんな味だったかしら?
あの時はそれを両親は絶賛してくれていたし、待ち望んでくれていたけれど
今はサワードウ食パンを親の贔屓目(贔屓のひき倒し)で
「この先の人生でこれより美味しい食パンには出会わないだろうな」
と言っている両親。※もちろん個人の感想です
そこで、ドライイーストとサワードウ、両方のパンを並べたら本当にそこまで違うのか、
ブラインドテストをしたらどちらがどちらか言い当てられるか?
そんな興味からこんなことに👇なりました
2斤山食と2斤角食それぞれ焼いて計8斤
ドライイースの方には焼印をしました
この食べ比べが物凄く面白くて、
結果を先に言うと、両親は食べ比べ以前にオーブントースターで焼かれる匂いで
どちらがどちらかを言い当てることができました。
自家製酵母食パンの方が香ばしくて豊かな香りがします。
やはりドライイーストのパンには多少なりともイースト臭がありますから。
見た目に関しては、自家製酵母のパンは食パンもベーグルなども、表面にフィッシュアイと言われる
気泡の跡のようなものが現れることがあります。
こんな感じ👇
ドライイーストのパンはこの通り👇綺麗なので違いは明らかです。
なのでフィッシュアイがないようにカットして、見た目に惑わされないように食べ比べても
トーストした時のサックリ感、口に中に広がる小麦の甘さ
味の奥行きなど、やはり自家製酵母食パンが圧倒的に勝っていました。
ドライイーストのパンは発酵をゆっくり目に取ったとしても
4時間あれば綺麗に焼くことが出来ます。
対して自家製酵母食パンは、元種の活性化、中種の発酵、一次発酵、二次発酵と
少なくても一日半はかかります。
実は今回両親に先入観なしに食べ比べてもらい、もしそこまで差がないのなら
何回かに1回はドライイーストのパンでもいいかもなんて思っていたのですが
これからも食パンに関しては特に、自家製酵母以外は考えられなそうです。
これも親孝行だと思って喜んで焼かせてもらいます
当然のことながら、今記事はドライイーストのパンを否定するものではありませんし
実際、自分の作るドライイーストのパンを私は美味しいと思っています。
ただ、手前味噌になりますが、私は自分のサワードウ食パンにはかなり自信があるのでそれに関しては満足な結果でした。
さてこの8斤のパン。
私が2斤分だけもらい、6斤分を両親が持ち帰りましたが
パン好き両親、冷凍保存しながらも簡単に食べてしまったそうです
冷凍庫に食パンが沢山あるのが幸せなのだそうです