私は駐在時代の夏に一度来ていますが、美しいお城ですよね。
午後のまだ明るい時間に集合し先に城内展示を見ます。
しかし標高855メートルの山頂は極寒で、雪が降っていないのが不思議なほど。
でもドイツ人達は「風が強いだけで気温的には暖かい方だわ」と平然です。
「一般公開されている部屋にそれぞれ違うクリスマスツリーが展示されているから楽しみにしていてね♪」なんて声をかけてもらいながら入城しました。
私の愛する南ドイツの風景。入場前から満足感でいっぱいです。極寒すぎて固まっていたけれど
このお城には当代城主がまだお住まいなのだそうですよ!
展示👇を見ながら「私のスタイルじゃないわ」とか「僕が座るならあの席だな」とか家族の会話が面白い🤣
みんなで鏡に映って写真撮ったり
日本でいうプリクラみたいな撮影ボックスに総勢14人で入ったり
コーヒーの自販機に「野菜コンソメ」があるのが不思議で集まっていたところをAくんに撮られていたり。
光のショーは築城の歴史に関するもので、綺麗でしたが、動画で撮っていたので写真ほぼ無し
みんなで極寒の屋外でグリューワイン片手に話し込んだり、焼きソーセージを頬張ったり、この人たちは自分達の文化の範囲で季節を上手に楽しむんだよな〜と改めて感じます。
私は日本のごちゃ混ぜの年間イベントに「ごっこ遊び」を感じて、ちょっと軽薄だなと思ってしまうのですよね
お正月(初詣)から始まり復活祭のイースター、収穫祭のハロウィン、降誕祭のクリスマス。クリスマスツリーを片付けたと同時にお正月飾りをする感じ。(真似をする海外の文化が西洋だけなのも特徴)
例えば、今海外で暮らしている親日家の外国人がお正月に神社を探して初詣をしたり、節分の豆まきをしたり、雛祭りを祝ったりしないじゃないですか?
あくまで私の考えですが、私は他国の文化に興味と敬意を持つことと、安易にそこに踏み込んだり真似をするのは違うのではないか、時にそれは無教養な振る舞いではないかと考えたりします。
異文化で生まれ育った友人を持ったり、母国以外で暮らす経験をするとそういうことに自問自答しますよね。
私にとって親友カップルの存在は人生の勉強にもなっています。
さて、ここでご親戚の皆さんとはお別れとなったのですが
皆さんが「気をつけて帰ってね!また会いましょう!」
私たちは「ありがとうございます。良いお年を!」とひとりひとりとハグをしてお別れしました。
お城を後にして山を降りて振り返ると、こんなにも幻想的な光景が。
クリスマスの三日間の締めくくりに素敵な経験が出来ました。(寒すぎたけれど)
凄いですよねドイツ人にとって大切なクリスマスの三日間に日本人の私達がいつも同席するって
もちろん、こうなるのがわかっていたからこそ、今回の渡独はホテル滞在にするからと二人には伝えていたのですよ
邪魔をしたくないし、私達も自分達のペースでのんびり過ごそうと思っていたので
でも「バカなこと言わないでよ。クリスマスは家族で過ごすと言うならあなた達だって家族なのに」とEちゃんがヘソをまげて、Aくんは「クリスマスを理由にうちに滞在しないのは有り得ない判断だ」と一歩も引かず、ちょっと揉めたのですよ
親友カップルにも、私達を当然のように受け入れて下さったファミリーの皆さんにも感謝です