一つ前の記事に続き、いよいよお食事の始まり
アミューズはグジェール
グジェールはチーズを使った香ばしいシュー皮のこと。こちらのグジェールは中にチーズクリームが入っていました。
続いて
くりりんカボチャのポタージュ
ここでバゲットと共にリエットの登場。
このリエットがユニークで、筒の底を押し上げるとご覧の通り!
ご存知の方も多いと思いますが、北海道土産として有名な五勝手屋羊羹。こちらがまさに👆のリエットのように押し出しタイプ。
シェフの出身が五勝手屋本舗のある江差だそうで、リエットの容器製造でコラボしたそうです。
リエット大好きな私には演出、味共に楽しめました
こちらはメゾンフジヤのスペシャリテ。
まるでトリュフなこちらはカスベ(エイ)のお料理。
エイの頬肉を生ハムで包み、イカスミの生地に閉じ込めてあります。ソースもイカスミ。ほんのりと効きすぎない程度にガラムマサラが香ります。
サワラの軽いフュメ
赤かぶの酢漬けとの相性が素晴らしい。
パラパラと振ってあるハーブとスパイスが複雑な風味を与えていました。
真ダチ(タラの白子)
刻んだナッツとバターのソース。ハーブのサラダ。
これ、最高でした
スズキのグリル 赤ワインソース
とても美味しい一皿で、夫の「本日の一番☝️」でした。
このソースが私的に斬新で、私の(少ない)経験では出会ったことがないものでした。
メニューの説明では「赤ワインのソース」とだけでしたが、フォンドヴォー(牛骨の出汁)が香ったのです。
スズキのような淡白な魚にお肉の出汁、しかもあっさりしたチキンではなく力強い牛骨!
そこでスタッフの方に伺いました。
「このソースのベースはフォンドヴォーですか?」
スタッフの方が「おそらくそうだと思います」とシェフに聞きに行って下さり、するとシェフ登場。
「おっしゃる通りフォンドヴォーです。フランス料理では魚料理に肉の出汁を使うことも割とするのですが、北海道の魚は厳しい海にいるので皮もしっかりとして身も強く、脂も乗っているので、フォンドヴォーベースのソースに負けない素材ということでこのように調理しています」と丁寧に説明してくださいました。
「ソースのベースについて聞いて下さる方珍しいです。」
とおっしゃって頂いたけれど、それって
「こんなに面倒くさい客、珍しいです」ということを綺麗に伝えてもらっただけな気もする※シェフもレストランのスタッフの方々も本当に優しかったです
最後のお料理は高砂牛イチボのロースト
さつまいもニョッキときのこ
二年寝かせたじゃがいものグラタン
このじゃがいもグラタンが「絶対さつまいもだよね?!もしくはお砂糖入れてるよね?!」というほど甘くて衝撃でした。
ここからデセールの始まり。
まずお口直しのように爽やかな洋梨のシャーベットとレモンのジュレ。
更に焼きたてほかほかマドレーヌ
次に登場したのがマカロン‼️
(お持ち帰り包装をして頂けます)
マカロンタワーが自分の元に運ばれてくる
「えっ、なに」という感覚はときめきそのもの。凄い演出だな〜と思いました。
そしてさらなる喜びは、夫婦の誕生日旅行でもあったため、チョコレートケーキをご厚意で頂きました
肺活量が少ないので、たった一本のキャンドルの火もなかなか消せず手で消そうとして
「お線香じゃないよ!」と自分で自分に突っ込んだらソムリエさん爆笑🤣
本当にアホで申し訳ない
と、このような幸せな時間を過ごさせて頂きました
メゾンフジヤ函館さんは、お料理はもちろん、スタッフの方々が素敵だから再訪しようと思える
そんなレストランでした。