ドイツのインターネットコミュニティにて、ある方の投稿

「今朝の私の散歩道」

※画像、お借りしました


この写真👆を見て朝からちょっとしんみりというか、鼻の奥がツーンとしてしまいました。

心身共に極めて好調のはずなのに、涙腺が緩くなる秋です🍂


ドイツはすぐ手の届くところに自然があるというのが私のイメージです。

実際そうでしたし、人々も森林を歩くことによって癒されることをその身を持って実感していました。(けもの道を行くわけではありません)


日本では信じられない!と驚かれ、笑われるエピソードですが

ドイツ時代、私が一週間以上咳が止まらず最後には39℃を超える熱が出た時に

気力体力のない中、下手くそなドイツ語でホームドクターのクリニックに電話して「プライベート保険です」と※伝家の宝刀を抜いて即日予約を入れてもらいました。

クリニックまでの道のりは、時に建物の壁や街路樹にもたれながら大袈裟ではなく息も絶え絶えで

、ようやく辿り着いた末の診断結果は

温かいお茶(ハーブティーを意味します)をたくさん飲んで森を歩いてください。

以上。処方薬もなし。

要はあなたを病ませたストレスから距離を取り、ゆっくり休み、自然治癒に委ねましょう

と言うことです。

これがドイツの一般診療の入り口です。(薬を処方されることももちろんあります)

ここから症状の悪化があったらクリニック→病院と引き継がれ、医療レベルが上がります。

ホームドクターのレター(診断書)によって患者の所属する組織(会社等)はドクターの指示通りの療養期間(1〜2週間は普通)を与えなければならないので、たしかに日本のような抗生物質で菌をやっつけ、解熱剤で無理やり熱を下げる、一日休んで即出勤!というスタイルとは根本が違いますよね。

でも私はお薬育ちの日本人。

朦朧としながらクリニックに行ったのはただただひとえにお薬が欲しかったから!

そんな「お茶を飲んで森を歩け」の話を、夫が笑い話として当時の同僚(ローカルスタッフ)にしたら、真顔で

「そうよ、それ以外どうするの。それしかないじゃない。」と言われたそうです。

後日談として、一年ほどして一時帰国時の健康診断で「(レントゲンで)肺に肺炎の跡が残っていますね。子供の頃とかに罹患した記憶はありますか?」と聞かれ

子供の頃じゃなくて去年のアレだわ!最初の咳から坂道を転げ落ちるような悪化を辿ったあの咳!あの熱!・・・肺炎だったんだ私無気力と衝撃的でした。肺炎は下手をしたら命に関わりますから汗

でも肺炎にまでなって自然治癒したと言うことは、ドイツ式が正しかったと言うこと驚きはてなマーク


そんなこんなで、多くのドイツ人、ドイツで暮らす人々にとって森が身近な存在であることを身をもって知り、以後の生活で私もそれに馴染んでしまいました。

ドイツの親友Eちゃんとはよく森を歩いたものです。


さて長々書きましたが、

最近またドイツが恋しい私のここ数日の動向は、

奇跡的に探していた「ねぎ袋ガチャ」に出会い


何と全4種類を最小4回しでコンプリートクラッカー

おバカでしょう笑

でもネギ大好きのネギ坊やを夫に持っているので、これは入手しておかないとひらめき電球


小麦粉との戯れも相変わらずで、

余りがちな小麦全粒粉で生パスタを作ったり


実家行きの2斤食パンを焼いたり


山食派と角食派に分かれているので両方焼きます


カフェで自習したり


相変わらずぼけ〜っと刺激のないのんびりした日々ですが、

私なりに秋を楽しんでいます🍂


※ドイツは内科、歯科、整形外科等、飛び込みで診察を受けられることはほぼなく、必ず予約するのですが、通常数日以内に見てもらえる事はないと思います。

足をくじいて整形外科の予約を入れたとして、予約が取れるのが3ヶ月後なんていうことも珍しくありません。3ヶ月あったら自然治癒するわ!と思いますよねあせる

そんな時に国民健康保険のようなものではなく「個人加入の保険です」という言葉は病院サイドにとって、いわゆる「とりっぱくれのないお客(患者)」という目印になり、優先的に診てもらえることがあるのです。

医療がお金で買えてしまう現実に対する賛否は別として、

プライベート保険に加入すると言うのは海外生活では有事の際の支給額以外にも大きな意味を持つことがあります。