帰国がすぐそこまで迫ったある朝。
EちゃんAくんお気に入りのカフェでモーニングをしました。
これには親友カップルの思いがあり、、、
実は滞在初日とアルザスのレストラン、スーパーでの買い物など、私達の希望で支払いをさせてもらっていました。
(随分拒否されましたけれど)
これは、現在ドイツの物価上昇率は40%以上とも言われていて、光熱費の値上げも日本以上、一時はエネルギーの供給制限もあったとか。
今回の渡独に際して私がEちゃんに
「ねえ本当に私達はあなたたちの家に滞在していいの?」と確認すると
「随分バカなこと聞くのね。いま私は凄くショックだし寂しい」「海外から家族が来てホテルに泊まるとでもいうの」
とかなりハッキリと不快の意を伝えられました。
ただ私達もドイツ人の慎ましい日常生活も資源に対する節約意識もわかっているので、現状下で様々負担をかけたくないと言う思いがありました。
※ schwäbischシュヴァーベン人は特に「家」「車」「Urlaub(バカンス)」に集中してお金を使い、富裕層であっても日常生活は質素倹約の傾向があります。ドイツ人🟰ケチのイメージはここから来ているのかも
私達としては、滞在費に当たる現金を渡すのは失礼だから、代わりに飲食等の支払いを漏れなくしよう!という方法を取っていました。
一方EちゃんAくんは
「会いたい気持ちは4人一緒なのに、飛行機代を払って沢山のお土産を持ってきてくれた。
それなのにあの人達は払ってばかりで、こっちが恥ずかしい」
と思ってくれていたそうなのです。
で、ドライブがてらこちらのカフェへ。
オーダーを決めて夫がAくんと一緒にレジに行こうとしたらAくん夫を指差して
「おい、そこの男❗️静かに座ってろ❗️
いや待て、1人じゃ運べないからやっぱり一緒だ」って
2人でせっせと女性陣の注文を聞いて動いてくれたので私とEちゃんは座っておしゃべりしているだけ
このモーニングセットが素晴らしくて
Aくんがおすすめしてくれたのが一番下のZweisamkeit mit Lachs(ツヴァイザムカイト ミット ラクス)
直訳すると「二人きりwithスモークサーモン」。2人向けメニューということですね
内容はケーキスタンドで提供されるスモークサーモン、ソーセージ(ソーセージハム)とチーズ、
クリームチーズ(非熟成チーズ)、生の野菜や果物、ビルヒャーミューズリー、フルーツサラダ、
スクランブルエッグ、数種類のパン、バター、ジャム、ハチミツ
※Gsälzはドイツ南部シュヴァーベン地方の方言でジャム。共通語ではMarmeladeです。
こちら👆コーヒー等ドリンク抜きのお値段なので、なかなか贅沢メニューですよね。
1ユーロ145円(両替手数料込み)として
これにドリンクやボトルウォーターをオーダーすると、うん朝から贅沢しすぎ
でもとっても美味しくて、楽しくて、目の前でイチャイチャ仲良く❣️食事する親友カップルを
眺められるのが一番のごちそう
何より環境が最高でした