先日キッチンで料理をしていたら、ひらめくようにある言葉が頭にポンひらめき電球と浮かびました。

それが妙に腑に落ちたので、それを心の片隅に置いて今年を過ごそうと思いました。自分から自分へのエールになればいいかなと思いますウインク

昨日出来なかったことが今日出来るようになる。

それに勝る自分へのご褒美はない。

私の日常はご褒美をもらうなんてとんでもないくらい、ボケ〜っとのんびり暮らしているのに「自分へのご褒美」という言葉をどれだけ愛用、もとい!乱用していることかあせる

私に限って言えば、もはや妄言レベルです汗


さてこの記事の本題に入ります。

突然ですが、これ何だと思いますか?

実はこれは自分で種起こしをして育てたライ麦全粒粉のザワータイク(元種)を乾燥させたものです。

👆の乾燥ザワータイクは何と何と一年半前のものなのですよ。(冷蔵庫保存)

ずっと冷蔵庫の最上段の一番奥で冬眠していてもらいましたが、満を持してオープンクラッカー

蓋を開けると一年半の時間が嘘のように、ものすごくフルーティな香りがしました。

新鮮な香りだったので一瞬で「あぁ生きてるな」とわかりました。

・・・でもここからが大変でした。

長い冬眠から目覚めさせ、やる気を出してもらうまでが一苦労、、、二苦労でした。


まずはこちら👇をフードプロセッサーで細かくしてぬるま湯で溶かします。

溶けるまでにも時間がかかります。

ペースト状まで戻った元種にライ麦粉と水を混ぜて再びザワータイクにしますが、普通なら12時間(季節や室温によってはさらに半日)ほどで出来るのに・・・今回丸3日!もかかりました。

途中「やっぱりダメだったのかな」とも思いましたが、香りがとても良かったので諦めずに続けました。

最初のセメント状にどっしり重くて水分が多い状態から、表面が乾いて見た目も膨れて、ガスの気泡が現れたらザワータイク完成です。

中にも気泡がいっぱいです。

本当によかった!

一年半前に眠りについてもらった我が家生まれの元種の復活。

ここまで来たらもう安心ウインク

今回は我が家と実家、二家庭分のライ麦パン3種を焼きます音譜

👇こちらは生地に純ココアを混ぜてオレンジピールとチョコチップを混ぜたもの(ライ麦全粒粉比率70%)です。さぁ、焼くぞ〜ビックリマーク


そして全部焼きあがりましたクラッカー

自分で言うのもなんですが、良い眺めですよねラブラブ


今回は全てライ麦全粒粉比率70%で、

ロッゲンミッシュブロート


クランベリーとくるみとクリームチーズのパン


オレンジショコラのパン


焼き上がりから一日半置いてカットしてみました。いい感じですひらめき電球 私はライ麦粉ではなくライ麦全粒粉を使うので更にどっしり感が強めです。

ライ麦パンに関しては種起こしから発酵、成型、焼成まで全て独学といいますか、先生に習ったことがないので、いつも試行錯誤です。

でも幾つになっても理論をインプット、実践でアウトプットと繰り返して行くのは楽しいもので、更に期待以上の成果が伴ったときの達成感、満足感、幸福感と言ったらビックリマーク

確かにこれ以上の「自分へのご褒美」はありません。

・・・今年も突然降ってきた格言を胸に、安定のオタク感と相変わらず根暗さを持って生きて行けそうですキョロキョロ



<ザワータイクの乾燥保存について>

ザワータイクを作るには、まず種起こしに最短で5日かかり、5日後に出来た初種にライ麦粉と水を加えて元種(ザワータイク)にするまでに更に12~18時間ほど。

こんなにも時間がかかるので、種継ぎをしながら長く使っていきます。


ライ麦パンを焼く度に初種(スターター)を活性化してザワータイクを作り、それを忘れずに50gほど取って瓶などに保存しておきます。これが次回のスターターになるのです。

もし取り置き保存を忘れたらガーンガーンガーン

0からの種起こし5日間。

ザワータイクにするのに12~18時間。

最短で6日かけないと現状回復が出来ません。


そこで危機管理の一つの方法として、ザワータイクをバターナイフなどでオーブンペーパーに少量ずつこすり付けるようにし、それを完全に乾燥させることで中長期的な保存が出来ると教えて下さったのがこちらのブログでした。

私が初めてライ麦パンを自力で焼こうとした時にこちら様からどれだけ勉強させて頂いたかわかりません。

ご自身の経験と知識を惜しげもなくシェアして下さる寛容さにただただ感謝いたします。

コメントもメッセージもさせていただいた事はありませんが、この場をお借りして心から感謝申し上げます。