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前の記事でもご紹介した京都の大徳寺には、国宝級の古美術品も所蔵されているそうです。


私が拝観をした時に、それらをきっと目にしているとは思うのですが、その価値をわかっていなかったのが残念ですね。

大徳寺は、あまりそうした文化財を大々的に宣伝していないようですね。

そうしたところも、京都人らしさを感じます。


狩野探幽の手になる天井画が見られたり、貴重な水墨画が見られたりと、こちらも日本史に残る名作の数々が存在しているようです。

次に大徳寺へ行く機会があれば、目を皿のようにして辺りを注目していなければ、などと思ってしまいます。


また、歴史についても古美術についてもあまり知らないで、京都の雰囲気や有名どころを回っていた頃とはちがい、年々そうしたものに深みを感じるようになりました。

歴史も、学生の頃にテストのために暗記した勉強とはちがい、ひとつのことから派生していろいろなことを知りたくなっていきます。

以前はあまり魅力を感じなかったことにも、年をとるにつれて興味を持つようになるのは、なかなか面白いことだなと思います。


これからは、もっと歴史も文化も美術も、深く広く知っていきたいなと思いますね。

そうすることで、実際に本物に出会った時に、ある程度の知識を持ちながら、感動できる心を養えたら、などと願っています。

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京都の話題になったので、もうひとつ、思い出したエピソードを綴りたいと思います。


京都は有名な神社仏閣や史跡、仏像などが数多く、また歴史的なスポットも点在しているので、一度や二度ではとても全てを回りきれません。

何度か訪れて、やっと主要な所を一通り回ったり、お気に入りのスポットがみつけられる、といった具合ですね。

それほど、歴史や文化の深い都でもあります。


私も、何年かかけて何度か回るうちに、一通り観光できたかな、といったところでした。

そうして、最後にようやく足を延ばすことができたのが、宇治の平等院でした。

歴史の教科書や観光案内などではよく知られている名所ですが、位置的には京都と奈良の中間あたりにあるため、なかなか時間をとってゆっくり行く機会がありませんでした。


平等院は藤原氏の別荘ということもあり、京都の観光スポットとはちがう趣がありました。

ゆとりのある園内はまさに貴族の邸宅という雰囲気で、のんびりとした平和な空気が満ちています。

外国人観光客に紛れて、鳳凰堂のツアーにも参加してみましたが、その優雅な贅をこらした美術に圧倒されました。

また、併設の美術館がまた素晴らしく、日本の仏教美術が貴族文化によって花開いたことがわかります。

細かいことはわからなくても、この時代に生きた人々の暮らしや心映えが伝わってくるような、豊かな時間を過ごせました。


日本の素晴らしさを再確認できるような体験ができて、本当に贅沢な旅ができました。

京都へ行かれることがあれば、宇治の平等院はとてもおすすめです。

また、お茶もおいしいので、賞味するのもいいですね。
前の記事でご紹介した京都の大徳寺ですが、ひとつ忘れられないエピソードがあります。


寺院内を見て回っていると、あるお部屋に住職さまがいらして、お茶をすすめてくださいます。

そこでは、抹茶と和菓子のセットを400円でいただけるというサービスがありました。

もちろん、私もいただくことに。

当時はよく知りませんでしたが、あの千利休が茶会を開いたお寺で、抹茶と和菓子でティータイムを過ごせるなんて、普通はありえないようなサービスですね。

しかも、気取ったところはひとつもなく、私のようなただの観光者でも気軽にもてなしてくださいました。


茶道というと、とても格式高く、礼儀作法や形式を知らない私などはとても近づけないという気がしてしまいます。

でも、こんな心和むおもてなしに出会うと、本来の茶の湯とは、ほっこりとした人と人との出会いを演出するものなのかな?などという気持ちが湧いてきます。

茶道を極める姿にも憧れますが、堅苦しさのないさりげないお茶の時間も素敵ですね。

一般の私たちにも、京都の「おもてなしの心」が伝わってきました。

そして、今も心に残っています。

外国人観光客も多い京都では、こんなサービスを受けたらきっと感激するのではないでしょうか。


そして、枯山水の庭園と言えば竜泉寺が有名ですが、修学旅行生や外国人観光客のメッカなので、静かに庭園を眺めるという隙もなかなかありませんでした。

ですが、こちらの大徳寺大仙院では静かにゆっくりと美しい庭園を観賞できます。

日本の歴史や文化に興味があれば、大徳寺は一度ぜひ足を運んでいただきたいスポットだと思います。