先月下北に行った時に、実はどうしても行きたいところがありました
まあ古臭い話なので、興味のない方はスルーして下さい
自分が思っている青森の巨匠とは、棟方志功でもなく太宰でもなく寺山修司なのです
八戸から下北に行く途中に三沢市があって
その三沢市のはずれに、寺山修司記念館はあります
10年くらい前に、仕事で六ケ所に行った帰りに車で走っていたら
「寺山修司記念館」なる看板を見つけました
仕事中なのでその時は行けなかったのですが、先月はちょっと寄ることができました
小川原湖に近い山の中にそれはありました
正面玄関もこのハチャメチャな貼紙のようなものがいっぱい
中に入ると、そこも異界です
薄暗い中に机がたくさんあり、引き出しを開けると寺山修司の作品らしきものあり
懐中電灯で見るようになっているが、老眼で見る気もおきない
まあ、どれも理解できないオブジェです
有名な「書を捨てよ、町へ出よう」の巨大な本のオブジェ
人の背丈くらいありました
上の写真のイラストは横尾忠則さんが書いたものらしい
写真では小さくなって見にくいが、ちゃんと書いてあります
少し前の朝日新聞に横尾忠則さんの生まれてからのことを連載していましたが
横尾さんはその昔から週刊誌などにイラストを書いていたので知っています
記念館の机の上にはこんな古いラジオもありました
ほぼ中央部にある2つの穴の下にEARと書いてあります
現在の丸いプラグ用ではなく、2本のリード線を入れるのか??
そんなの自分も知りませんでした
そして、「時には母のない子のように」の作詞は寺山修司です
古い方はご存知、カルメンマキが歌った歌です
アングラ感のある歌い方もなつかしい
何年か前、「家出のすすめ」というのも読みました
家出のすすめ、悪徳のすすめ、反俗のすすめ、自立のすすめ、の4つ
一見反社会的なことのようにも見えるが
人はある年齢になったら、家(いえ)や親からの自立(精神的な)が必要と言ってるのかも
写真撮影可だったし、寺山修司記念館に行けて良かった