独断で決めている、「読めない駅名 ベストテン」。

いよいよ、トップ3の発表です。

 

第3位 勿来(なこそ)駅。

福島県いわき市にある、JR常磐線の駅です。

自分は福島県人ですから知ってますが、勿来(なこそ)なんて普通は読めないですよね。

漢文読みすると、勿来(くるなかれ)と書いているし。

いつだったか、「読めない地名」で、テレビのクイズ番組にも出ていました。

その昔は、白河の関と並んで、福島県では有名は勿来の関があったところです。

陸前浜街道の関所です。

また、ずいぶん前になるのですが、福島県では進学校である磐城高校が甲子園に

出て、「小さな大投手:田村投手」が力投して優勝争いをしている時に、

優勝旗が「勿来の関」を越えるか、なんて言われました。

結局、準優勝でしたので、「勿来の関」を越えることはできませんでした。

東北にはなかなか届かなかった優勝旗、昨年仙台育英高校が優勝して

「白河の関」を越えた、というのは記憶に新しいことです。

勿来の関にも行ったことはありますが、デジタル写真がどこに行ったやら?

上の写真を撮ったのは10年近く前だったか、仕事で近くに行った時に撮影しました。

今ではいわき市ですが、いわき市に合併する前は勿来市でした。

 

第2位 禾生(かせい)駅

山梨県都留市にある富士急行線の駅です。

この字で、”かせい”とは読めません。

山梨は妻の生まれたところなので、ずいぶん通いましたが

通常は車で高速道を行くので、富士急行線には乗りません。

富士急行線に乗ったのは、結婚する前と、仕事で行った10年近く前と

その後1回くらいの、都合3回だけです。

仕事で行ったのは、この駅の近くにある会社に、通信線に侵入する落雷の

簡易取り込み装置の打合せで行ったのです。

「その装置を全国でたくさん買うから作ってくれ」という、日本最大の通信会社Nの

研究所からの依頼でしたが、買ってくれたのは10台程度(笑)。

仕事の打ち合わせが終わって、電車に乗ろうとしたらしばらく電車がない。

近くに喫茶店もないので、駅のベンチにしばらく座って待っていました。

 

第1位 日立木(にったき)駅

福島県相馬市にあるJR常磐線の駅です。

なぜ1位なのかというと、ほぼ読めない駅名というのに加え、

自分が生まれたところだからです。

日立木は、日下石(にっけし)、立谷(たちや)、赤木(あかぎ)、

柚木(ゆぬき)という4つの集落が合併してできた村でした。

調べたら、日立木村は明治33年に発足して、昭和29年に相馬市ができた時に

消滅した村ですが、駅名だけは残っています。

ちなみに、「日立木」という住所はありません。

福島県に住んでいる人でも、「にったき」と読めない人がいます。

今はもちろん無人駅ですが、昔は何人か駅員がいました。

国鉄時代ですが、ここに務めている転勤族のために「官舎」もありました。

この写真は10年くらい前に行った時だと思うのですが、

風景は今でも変わってないかもしれません。

 

これで「読めない駅名 ベストテン」はおしまいです。

勝手につけたランキング、最後までお読みいただいて有難うございます。