先日行方不明になった陸上自衛隊のUH60JAヘリコプターの
ニュースを見ていて、昔のことを思い出しました。
このUH60JAは米国産の汎用ヘリを日本でライセンス生産
されたようなのですが、今から30年くらい前に自分も
これとは異なる初の国産ヘリの生産・検査にちょっとだけかかわった
ことを思い出しました。
かかわったヘリはこれです。
航空情報という雑誌の1994年11月号の表紙になったOH-Xです。
この時、モックアップが完成して
その後、正式名称OH-1という観測ヘリの名前がついたようです。
1996年頃に生産開始されたが、高価であることや不具合があるとかで
少量しか生産しなかった、とどこかのWEBに書いてありました。
日本に技術がなかったのか、(米国製を買えという)米国の圧力に
負けたのか?、私にはわかりません。
MIL-STD-1553とか、Head-Up Display (略称: HUD)とか、
熱騙しとか、いろいろ勉強させてもらいました。
当時としては、そこそこ最先端の技術だったのですが
今考えると、30年くらい前の技術は古いと言わざるをえません。
何故ならば、この航空情報1994年11月号に載っていた広告を
見るとわかります。
パソコン通信(と言っても今の人にはわからない)のCMです。
上の左下の図を拡大すると
アナログ電話回線を使い、ピポパポ、ピーヒャラピーヒャラ、
遅いこと、この上なしでした。
通信速度は、9.6kbps(9600bps)とかで
今のギガ世代には、ナニそれと笑われてしまいます。
高精細でもない画像が出るまで1分位かかった時代です。
1994年といえば、Windows95が出る前の年で
Windows 3.1とかDOS/Vの時代だったかなあ。
忘れてしまいました・・。