最近は、ほとんどの野菜や果物は年中買って食べることができます。
昔は季節にならないと食べられなかったものが、たくさんありました。
きゅうりや茄子、苺もそうでしたが、トマトも。
温室栽培や品種改良、アジアや南半球での育成などの
生産者の努力によって年中食べられるようになったのでしょう。
しかし、
トマトについて言えば、最近のトマトは味がしない。
正確には、味はありますが、単に甘くなってるのが多く、
甘さと酸味が程よくミックスしたトマトの味(何と表現していいかわからない)がしません。
よく買い物に行くヨーカドーのトマトは味がしないのが多かった。
1年くらい前から行くようになったイオンのトマトは美味しいことが
わかって、イオン農場のトマトを買うようになりました。
イオンと契約している農家が作っているのか、そこそこうまい。
若干皮が硬かった、とかはありますが、平均的にはイイできです。
ヨーカドーのトマトも、最近同じようなものになりました。
これは、今日買ってきたヨーカドーのトマト。
若干小ぶりですが、ヘタのところまで赤い。
ヨーカドーもイオンも、我々庶民が手に入れられる程度の値段で、
販売してくれるのは助かります。
が、
昔、実家の母が真夏に作っていたトマトの味は今でも忘れられません。
農家ではありませんでしたが、ハウスなしの地植え、
真っ赤になってなくても冷やさなくても美味しかった、あのトマト。
甘さとか酸味というのだけでは表現できない、
しっかりしたトマトの味がしました。
あのトマトは、どこへ行ってしまったんだろう。
ハウスでの大量生産に向かないのか、日持ちがしないのか、
理由はわかりませんが、あのトマトが食べたい。
木で熟したトマトが美味しいのであれば、そこまで買いに行くし、
”いちご狩り”ならぬ、”トマト狩り”をやっているところがあったら
遠くても是非行ってみたい。