昨日の夕方からテレビ局は、しきりに皆既月食の話。

 

ああ、できたら写真を撮ろうかなあ、って思っていたが

いつものように風呂に入り、飲んで夕食後、

NHK夜7時のニュースを見て、そうだ皆既月食を撮ろうと

思い立ち、ベランダから南側の空を見る。

 

あれ月が見えないなあ、と、しばし思い、もしかしたら方向が違う?

かと思い、北側の玄関から出て道路に出ると見えました!

 

月は東にあり、でした。

普段の月は白くて明るいが、さすが皆既月食、

肉眼でもカメラでも赤くて薄暗い。

 

撮影していると、通勤帰りのおにいさんに声をかけられ、

「皆既月食写してるんですか?」

見ればわかるでしょ、とは言わずに

「そうですね、なかなく撮れなくて・・」

 

  まるで、釣れない釣り人が声かけられた時のよう、 

  「何か釣れますか?」 に

  「見りゃ、わかるだろう」とは言わずに、

  「いや釣れません」とか「今釣り始めたばかりで・・」状態

 

てなように、帰宅途中の人たちに見られて、恥ずかしい。

 

というより、パジャマの上にガウンをひっかけただけの

ヨッパライであることに気付き、ほどなく部屋に戻りました。

 

その後、1時間くらいしてベランダ側から見えた月食終わりの月。

徐々に左側から明るくなってきます。

 

もう少しすると、もっと左側が明るくなって、コントラスト違い過ぎ。

こんな月どうやって撮ったらいいかわからない。

大きな惑星の流れ星風です。

 

いやいや、月の撮影は難しい。

酔ってるし、暗いしカメラの設定なんて老眼の自分には見えやしない。

見えやしないというより、見る気がおきないんです。

酔っぱらいの皆既月食撮影記でした。