昨日、アントニオ猪木さんの葬儀が行われたようです。
近年は、"燃える闘魂”と赤いマフラー、”元気ですかーっ”、
ビンタのイメージですが
私の頭に記憶に残っているのは、何といってもモハメド・アリとの試合です。
1976年であることは覚えてましたが、日にちは忘れていました。
調べると、6月26日でした。
それは私が学校を卒業して、とある会社に就職した年です。
小さな会社にもかかわらず、入社してから6か月も勉強させてくれました。
同期入社の4人による勉強会のような形でしたが、
デジタル回路やアナログ回路の基礎などを勉強しました。
その時に覚えたことは、後の会社で働く時にとても役に立ったし、
今でもデジタルジジイを自任??してるのも、
学校出たての若造に辛抱強く、よく半年もの間勉強させてくれた
工場長のおかげと今でも感謝しています。
入社したばかりの会社の女子寮にある食堂で勉強をしてまして、
6月26日には、誰からともなく「猪木の試合を見よう」という
話にまとまり、勉強は中止で、女子寮に置いてあったテレビで見ていました。
当時のこわい・うるさい工場長が現れないか、ドキドキしながら
最後までテレビ観戦してしまいました。
もちろん、こりゃあ何だ、試合になってない、と4人でがっかりしたものです。
あれから46年、いろいろ忘れることもたくさんありますが、
プロレスの記憶は消えない。
力道山に始まり、ジャイアント馬場、吉村道明、豊登、デストロイヤー、
名前は忘れましたが下駄のレスラーもいました。
坂口憲二に、グレート草津、ストロング小林、大木金太郎など、いっぱい出てきます。
また、フォークを持ったアブドーラ・ザ・ブッチャー、サーベルをかかえた
タイガー・ジェット・シンの迫真の表情、特に悪役は忘れることはできません。
残念ながら、エンターテイメントとしてのプロレスは、時代と共に
影が薄くなってしまいましたが、当時のヒーローたちには感謝しています。