続き


某ろうきんで500万の融資がおり、無事ひとつにおまとめできた。


これがちょうど年を跨ぐタイミングであったこともあり、心機一転、今年からは本当に真面目に頑張ろう、と心に誓った。


しばらく借金がある状態が続いていたため麻痺していたが、そもそも借金がある状態というのは気持ちが悪い。

初めて借りるときはあんなにそわそわしたのに、いつのまにか、当然のように借り入れ額が増えていった。


債務者あるあるだと思うが、本当に借金はダメだ。

一度でも経験してしまうと、どんどん泥沼にハマっていく。


気がつくと、当然のように競馬を再開していた。

おまとめした分、総量規制ギリギリだった借入額に、また余裕ができてしまった。

総量規制により年収の3分の1までしか借り入れできないルールだが、おまとめ等するとその分はカウントされないのだ。


50万使って、500万を返そう。

ここまで負け続けてきたのに、何事もなかったようにこんな考えが浮かんできた。

本当にどうしようもない人間だ。

ダメだよな、やらない方がいいよな。

一応は、こんなことも考えている。

でも本当に考えているだけ、やっぱりやめようにはならない。


では、どうやって50万を500万にするか。

ちまちまレースにかけ続けても仕方ないし、資金は減る一方だろう。

やはり1発でどうにかしないといけない。

例えばGⅠシーズンではあれば、情報も多いため、自信のあるGⅠを絞って、1R入魂でもいいかもしれない。

しかしこの時はGⅠシーズンでもないため、自信を持って1Rに絞るのは難しいと判断した。


と、なると、WIN5しかない。


WIN5は指定された5Rの1着馬を全て当てる、というものだ。

当然、難易度はかなり高いが、その分払い戻しはとんでもない金額になる。

荒れ方によっては、1億を超える。

これまでの最大の払い戻しは4億以上だ。


だが当然、5Rもあるわけだから、投資額もとんでもないことになる。

例えば、1Rあたり5頭を選択すると、5の5乗で3,125通りだ。

1点あたりの最低投資額は100円であるため、上記の例では31万2500円が必要となる。


どう買うか。

ここが人生の大きな分岐点になる気がする。


50万あるわけだから、全レース5番人気までの5頭を買って31万2500円のパターンは持っておこう。

それにプラスして、レースごとに予想を絞ったものを18万ほど買おう。


そうして、運命の日を迎える。



続く