釣り記事：【産経】「専業主婦は病気」と悪意あるミスリード

【掲載日時】
2010.12.27 13:18

【見出し】
「仙谷氏「専業主婦は病気」と問題発言か　本人は「記憶にない」と釈明」というタイトルで記事を掲載。

堂々とした釣り様で、本文を見ただけで見出しがミスリードであることがわかる。



【記事内で引用されている仙石氏の発言】
「「子供・子育てシンポジウム」で講演し、「専業主婦は戦後５０年ほどに現れた特異な現象」と分析。「（戦後は女性が）働きながら子育てする環境が充実されないままになった。もうそんな時代は終わったのに気付かず、専業主婦に家庭の運営を任せておけばいいという構図を変えなかったことが、日本の病気として残っている」
（リンク先の記事からそのまま引用）

【釣り技巧】
見出しに問題発言「か」として濁している。
「記憶にない」といういかにも本当は言ったのにしらばっくれている感じを出している。
「釈明」という言葉も慌てていいわけをした印象を与えるような言葉のチョイス。

頭の部分としっぽの部分を合成すると「専業主婦は病気」となる。トンデモ要約の部類。

記事の最後にはこうある。
「この発言は、雑誌「正論」２月号で高崎経済大の八木秀次教授が指摘した。」
責任回避

【発言ソース】
2010.4.29 幼稚園情報センター 私幼ヘッドライン付録
「全私保連シンポジウムでの仙谷由人大臣の講演内容」
http://www.yochien-joho.com/headline/photo/20100501/001.pdf