もしかして?そうだ!やっぱり!
戸惑いなく近づいた
君も気づいて驚きの表情
「久しぶりですね 先輩」
そう言ってくれた君の笑顔はあの頃のまま・・・
ではなくて
あの頃の可愛さを残しつつも輝きが溢れる素敵な笑顔
ドキッとして何を言えばいいのかと
言葉が出なかった
あの頃の君との事がフラッシュバックして
言葉が出なかった
「久しぶりだね何年ぶりの再会になるのかな」
やっと出た一言だった
「じゃあね」と言って手を振るまで
当たり障りのない話しか出来なかったけれど
君とは
何かがあったわけではなく
何もなかったわけでもない
「手をつないで歩いた夜の事は覚えてる?」
聞けなかったな