森は木からできている  ~パソコン教室 花川南salon~



『自分の言葉で』


    覚えるために、「書く」人が少なくなった。




    あるレッスン中、大事な説明。


    「書いておかなくて大丈夫?」




    「どう書いていいのかわからない・・・」




    書き方を教えるのは簡単だけど、それはしない。



    だって、自分の言葉でなければ、


    見直した時に思い出せないから。




    どんな書き方だっていいじゃない。


    専門用語なんて必要ない。




    「こう書くんだよ。」と教えても、


    他人の言葉でそのまま書いたら、書いたことすら忘れてしまいます。




    「自分の言葉で。」







    学生時代、黒板を書き写した。


    テスト前、ノートに自分の言葉で置き換えた。


    紙が真っ黒になって破けるまで、


    ボールペンで英単語を何度も何度も書き込み、


    体に覚えさせた。




    覚えるために、「書く」人が少なくなった。




    今でも新しいことを勉強するとき、


    レッスンで使う新しいテキストを予習するとき、


    やっぱり書き込む。


    何度も何度も。




    きっと自分以外の人が見ても、


    なにを書いたかわからないでしょう。



    「勉強するのは自分」、だからそれでいい。




    汚くなっても、ごちゃごちゃしてても、


    自分がわかればいいじゃない。




    覚えるために、「書く」人が少なくなった。




    「自分の言葉」には『力』がある。『記憶』がある。



                    クローバー




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