一陣の風に吹かれて

私は変わる

今朝の公園の

新しい風にふれて

私は生きる歓びを感じる

名もない公園の

マリーゴールドに

そこにだけ

スポットがあたったように

陽射しが射し込み

生命力が吹き込まれ

新しい命の新しい芽が

顔をだす

きっと

あなたも変われる

ああ生きていてよかったと

生きていること

すなわち

それは自分に

負けないでいることなのだと

そう思える日が

きっとおとずれる

今私も

生きていてよかったと

そう思えているのだから

路地の脇道の雑草の

命の強さは

負けることを知らない

新しい風は

今日も明日もこれからも

あなたのまわりで

吹いている

きっと

あなたも変われる

ああほんとうに

生きていてよかったと

そう思える新しい一日が

きっと

あなたに

おとずれる

新しい一陣の風は

私を新しくする

新しい風は

今日も明日もこれからも

あなたのまわりで

吹いている

散文詩 「 一陣の風 」

散文詩「一陣の風」