昨日8月9日は
私のふるさと 長崎の原爆忌でした。
私は毎年 広島と長崎の平和祈念式典の
生中継を テレビで見ています。
昨日の田上長崎市長の平和宣言にも
ありましたが
被爆者の高齢化がすすんでいます。
貴重な被爆体験を
被爆者から 直接 聞くことが
これから ますます
すくなくなってくると思います。
数年前から 私は
父から聞いた被爆体験や
母から聞いた 父の被爆体験を
短歌で詠み
所属短歌会 『 かりん 』で
発表しています。
寿命からいって 私は
人生の折り返し地点を
かなり 過ぎてきました。
なので あと数十年間で
少しでも 平和のために
わずかながら
私にできること。
それは 短歌で 原爆詠を
詠むことです。
新しく原爆殉難者に加わりし
父の名前も命のひとつ
黒焦げの屍の横で食らいつく
おにぎりの匂い荼毘の匂いす
こんなとき誰がにぎってくれたのか
八月十日の白いおむすび
橘 まゆ
合掌