こんにちは
アンサーラボの田辺です
今日は、ダーマモイストゲルの開発ドクター、斎藤先生の専門分野『機能性医学』についてのご紹介です
少し難しいですが、とても興味深い分野です
是非最後まで読んでみてください
【機能性医学とは?】
「発症メカニズムが複雑である慢性疾患に対して、対症療法に終始するのではなく、発症原因に着目しながらその予防と根本治療を目指す、個体差を考慮した医学である」
となりますが、背景としてインターネットが始まって、世界中の医学情報が集まりだし、「最先端の基礎科学と臨床医学を融合しちゃえばいいやん」「薬で治らん、慢性疾患ちゅうやつもこれで解決や」と1990年にアメリカのジェフリーブランド先生が提唱したアプローチです。
みなさん、「医療はお医者さんが考え、つくっている」と思われると思いますが、実は結構、製薬メーカー主導なんですよ。
普通は、病気ありきで薬と思いますが、薬メーカーさんも薬を売ってナンボですからそうもいってられない、という背景があります。
近代において、いわゆる薬の歴史はペニシリンというカビからつくった抗生物質から始まりますが、それは画期的で、感染症治ってしまう訳ですから。
「抗生物質=医療、西洋医学、ワオ、すげ~」っとなっていたのですが、感染症は良かったのですが、今は心臓血管病や癌が多く、それらは生活習慣病なので薬で一発完治しないのです。
「この病名にはこの薬」とはならなくなってきたのですが、お医者の仕事は「診断と投薬」ですから、困ってしまいました。という訳です。
機能性医学では、患者は「~~を取り除きたい」「~~になりたい」という要望をもって病院を訪れるといいます。「診断と投薬」でそれらの解決にならないことが多い。
そこで、機能性医学は「取り除きたい~~」の原因を見つけて解決。
「~~になりたい」ものになる為に必要な方策を科学的に見つけて、根本的に解決しましょう。というアプローチです。
病気とは、「はっ」と一瞬でなる訳ではありません。
特に感染症などの急性疾患と異なる慢性疾患は、受精して両親の遺伝子を引き継いだ生命の誕生から、どのような環境におかれてきたか?
何をやってきたかで「今の健康状態」が決まります。
長年の積み重ねで起きた異常は、それを省みずには改善出来ないということです。
現在主流の医療を古典的医療と呼んでますが、いわば、診断と投薬がメインの「診断学」一方、機能性医学を僕は「次世代に主流になる医療」と呼んでいます。
学問としては「病態学」(疾病がどのようにおこっているかを解明し解決する医学)です。
機能性医学を早く、多くの人に知ってもらうことが、僕の仕事です。