愛じゃないならこれは何
読了〜!!!

いやぁ、久々に読んだな恋愛もの。

そして短編集はサクサク読めて結構好きだな。


アイドル×ヲタクの恋
アイドル→ヲタク構造、しかもネトストからの本当ストーカー発展はヤバっとは思ったけど、主人公ばねるりの気持ちの跳ね上がりの書き方とか、SNSの投稿に狂喜乱舞してしまうの分かるわ〜ってなっちゃってた。ダメなの分かってるけど、情報開示されてるだもん、見ちゃうよな。

そしてこれに近い、絆菜と美郷の話。
絆菜が自分を見失っていく様は、第三者目線では引いたな笑。てか付き合えたんかーいってなったし、付き合えた達成感からの燃え尽き症候群ですぐ別れそうって思った。絆菜はすぐに自分の異変さを客観視しそうだよ。好きな人の影響って割とあるもんだけど、これはやりすぎで引いたね笑

灰羽キラキと妻川は、妻川がただタラシ。そこまで添い遂げておいて、キラキのことわかってなさすき。妻川の相手は要領よすぎ。キラキの心情だけがひたすら切なかったな。普通なんだな、はかなり堪えた、私が。

鳴花、園生、新太
3人の親友、女、男、男構造。三角関係。
よくある枠に収まる、どこかで2人組みが出来る、というのを超えてきたね。3人でいるための努力を3人がそれぞれしているから成り立っている。尊くて美しいとか思っちゃった。友情の愛と恋愛の愛が天秤にかけても釣り合っちゃってしょうがない。ってのが良かったな。1番好きな花みたいな話だった。


愛って色んな形してて、相手を守るもの、自分を表現するもの、性欲、傷つけるもの、狂気、自分を失うもの、、、まぁいろんな愛が読めて面白かった。

赤羽瑠璃子×ヲタク
灰羽キラキ×妻川
これは相手に大して「愛じゃないならこれは何」

鳴花、園生、新太
絆菜×美郷
これは自分に大して「愛じゃないならこれは何」

って感じで路線の違う物が見れて良かった。