『 武士道 』
源泉は、なんと孔子にあり!!
孔子の政治的思想なんですね・・
穏やかで寛容的、英知にあふれ、支配者層となった侍たちにぴったりでした。
貴族的で保守的な論調は、政治家としての武士たちの思想にも合致していたようです。
しかし、武士道は単なる知識を軽視する思想でもあり。
文学のみの物知りを『書物の虫』と切り捨てています。
行動してなんぼの思想です。
そして、武士道の中でももっとも厳しく厳格なもの。
それが、『義、正義』でした。
武士にとって卑劣な行動や、不正な行為は忌むべきことでした。
有名な句に
『義は勇の相手にて裁断の心なり、道理に任せて決心して猶予せざる
心をいうなり。死すべき場合に死し、討つべき場合に討つことなり』
今の平和な私たちには、武士のように死とか討つとか究極の行動
です。
そして、無駄に死ぬ事を犬死と言い毛嫌いしていました。
正義のために自ら死を選んだ幕末の志士の坂本竜馬と西郷隆盛
は有名ですよね。