絵本の講演会 | 物語の庭

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カフェと図書室、わたしの人生。

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お盆を過ぎると、
まだまだ暑い中にも
ふと秋を感じることありますよね。

少しずつ、今年の夏にお別れの準備を。

写真はお盆休みの帰りに立ち寄った北陸の海岸。楽しかったな星


さて、
この前、
隣の市で開催されていた村中李衣さんの講演会「絵本の読みあいからみえてくるもの」に行ってきました。

近所に行く用事があったので、何気なく参加してみたのですが、

参加されていた方々がみんな
図書館関係者か読み聞かせボランティアさんか?
とにかくみなさん専門知識を持った読み聞かせのベテランさんのように見えて、
お話もけっこうレベルの高い話で
なんとなく恐縮してしまいましたあせる

でもとにかく村中さんのお話がとても面白くて、
2時間あったのですが、
頭も心も新しい刺激をビシビシ受けたような感じでとても楽しかったですにひひ



児童文学作家の村中李衣さんは、
小児病棟の子どもたちやお年寄り、また刑務所の受刑者の方などに向けて、
絵本を読むことを通して人とつながっていく活動をされているそうです。

「読み聞かせ」ではなく「読みあい」なのは、
読んで聞かせる、一方的な関係ではなく、
絵本という物語を媒介として、双方の思いを届ける相対的なコミュニケーションのこと、っていう感じでしょうか。


読む人によっても
届けたい相手によっても、
物語の意味合いが全然変わってくる、
というのは、
とても面白い。

絵本は一言一句、その通りに読まれなくてもよくて、
読む人によって、
聞く人によって、
その人独自の物語に変わっていってよいんだ、
そういうコミュニケーションのためのツールとして絵本を使うこともできるんだ
というお話に、
絵本ってそんなにすごい力を持ってたんだ!と思いました。

実践もたくさん盛り込まれていて、
言葉にはうまくできませんが、
村中さんの言ってることがすごくよくわかった気がしましたよニコニコ


人見知りの性格はどうにもならんと最近開き直ってきましたが、
たまにはこういう学びの場に自分から飛び込んでみるのも大切ですね!


それではまた音譜