　九州旅行二日目、砂風呂目当てで「ひょうたん温泉」へ。

　敷地内に入ると中庭があり、温泉水がかけ流されている水場がある。その中に竹ざるがあり、そこへ卵が積まれ、「温泉卵、一つ80円」の立て札。卵を割るとなかなか固茹で。温泉のミネラルが染みているのかしっとりしていて、固茹でなのにモソモソせずペロリと食べてしまう。もう一つ食べ昼食とした。

　砂風呂は清潔が保たれていてよかった。湯船は種類がいくつもあり、肌がつるりとするような柔らかさ。露天風呂は掛け流していて、日差しも湯もあたたかく心地よかった。

　髪を乾かし、おんせんプリンとカボスソーダをいただいた。どちらも湯上がりに嬉しかった。

　体が温まり動きやすくなったところで海地獄を見学。

　青い。あとなんか卵が沈められていた。

　温泉を利用した温室があり、蓮が咲いている。

　赤い池地獄という池があり、赤い。成分は何なのだろう？

　小さな鬼がかわいらしい。

　二月の末とはいえ九州もまだ寒く、90度を超えるらしい温泉は力強く湯気を上げていた。風下へ行くと湯気が冷えて温泉の雨が降る場所があり、肌にいいかなとしばらく浴びていた。

　別府駅へもどり、夕食。「りゅうきゅう」という魚のぶつ切りを甘い醤油で和えたらしい土地の食べ物と、とり天をたべた。そして昨夜通りがかりに買ったミニシアターで映画を鑑賞。

　ギレルモデルトロが推薦する映画につい惹かれ（クリーチャーとか怪物というのが好きなのです）フィル・ティペット監督の「MAD GOD」を観た。

　はじめのバベルの塔が崩壊するシーンは壮大圧巻で惹きこむ。その後は目まぐるしい悪夢を見たようで、映画を観終えると謎のスッキリとする感じがあった。何度か見たいが消費カロリーが高めの映画のように感じるのでまた見るのはしばらく先になりそうだ。

旅行、食べたもので日記が埋まる