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「コルチゾール」をご存知ですか?

コルチゾールは、ヒトがストレスを受けた際に副腎皮質から分泌されるホルモンです。

別名「ストレスホルモン」なんても呼ばれるコルチゾールですが、異常に代謝されると肥満につながることもわかっています。

 

もともとコルチゾールは私たちにとって大切なホルモンで、身体に危機を感じたときには一気に血圧を上げて臨戦態勢にしてくれたり、睡眠中に脂肪を代謝させてくれるような働きもあります。

 

正常な分泌の際は問題ないコルチゾールですが、増えすぎると成長ホルモンの分泌を阻害したり代謝を抑えたりすることがわかっていて、身体はどんどん溜めこみ始めます。

 

このコルチゾールを、髪や爪から検出しストレスによる身体への影響を計る研究などもされています。

 

現在は血中のコルチゾールを計る方法が一般的ですが、血中は「今現在」のコルチゾールしか計れません。爪や髪は毛細血管からホルモンを受け取ることからコルチゾールが残ることがわかり多くの研究に活かされているのですね。

 

コルチゾールが爪から検出できるようになれば「○か月前に強いストレスを感じた」ということがわかるようになるわけですから画期的です。

 

 

問題となっているのは爪や髪の成長スピード。

季節や環境、年齢などにより同じ個人であっても成長スピードは変化し

一定のスピードで成長しないため、明確に「何か月前にストレスが多かった」と

断言するのがなかなか難しいのだとか。

 

爪は健康のバロメータとよく言われますが、もう少し研究が進むともっとわかることがありそうです。

 

 

過去のANSEM通信より掲載