『決心。。。』



・・・あれは きっと悪い夢・・・

そんな風に感じるほど・・・
もう 遠い遠い・・・ぼやけた記憶・・・。


『部屋を借りる 一緒に住もう』って言うと・・・
  貴方は苦笑いを浮かべ 首を横に振った・・・。



・・・2度目の夏・・・

終わりにしたはずの恋・・・
かすかに感じる 誰かの影・・・。



自分の気持ちにピリオドを打ちたくて・・・
・・・出会った頃の指きり・・・。


『行こう・・・! 大阪・・・』

・・・叶うはずない 想い・・・
    絡めた指が冷たく濡れた・・・。

そう・・・あの日の約束。

戻ろう・・・
2年前の自分に・・・。
あなたと出逢う前・・・何も知らない生活に・・・。





初めての外泊・・・。
出張のふりして・・・ビジネススーツ・・・。

『お仕事ですか? 大変ですね。』
・・・おどけて笑う瞳はとても優しぃ。


誘う時・・・確かに私は言った・・・。

『ピリオド旅行・・・行きませんか・・・?


あなたは2年間・・・
見せることのなかった 優しい笑顔で私を包む・・・。



いままでの苦労をねぎらうように・・・
出逢ってしまった ふたりの過ち・・・

すべて神に許された想い出にかえる魔法でも かけたように・・・。


愉しかった・・・ まぶしかった。
あなたの声・・・ あなたの笑顔。。。

あなたの耳にも・・・瞳にも・・・
いつもと違う輝いてる私・・・
ちゃんと映っていたよね?

よかったね・・・恋をして。。。
ありがとう・・・愛してくれて。。。


ふたりで行った・・・心斎橋にあった あの店・・・。


マスター あなたの注文に・・・
『めんどくさいなぁ。。。』

短気な私は・・・カチンっ!と来た・・・。
でもねぇ・・・めちゃいい奴だったね。

『今度はひとりで来るね!』

私は精一杯の笑顔を残し
ふたり 店を出た。


階段を降りる時・・・
涙があふれそうで・・・まばたきも・・・下 向くことも出来なくて。。。

さっきまでと違う 堅い貴方の横顔。


ホテルまで・・・
ふたり・・・ただだまって・・・
手のぬくもりだけ感じながら・・・
長い長い道を 歩いたね。



ホテルのロビーについた時・・・
ふたり・・・笑顔 戻っていた。


そう・・・ふたり 最後の夜・・・
涙顔でのピリオドは絶対・・・ダメ。


涙いっぱいためても・・・
・・・無理矢理 作り笑い。


もっと素敵な笑顔を・・・

・・・ねぇ・・・神様ぁ。





『ねぇ・・・最後なんだよね・・・。』

『そう・・・最後だよ・・・。』


ふたり 出逢い・・・
愛し合ったこと・・・

すべて 幻でも・・・偽りでもない。。。

私は泣かない・・・ そう・・・泣かない・・・。




あなたの胸で・・・
 はじめて朝を迎える・・・


もう・・・ニ度と見ることもない・・・
   あなたの寝顔・・・




闇は 大きなスクリーン。。。


ふたりの出逢い・・・
愉しかったことばかり映し出す。。。

神様のプレゼント・・・?
それとも・・・最後の仕打ち・・・?


あなたの静かな寝息・・・
最後の幸せ・・・最後なんだね・・・。




聴き慣れた 着信音・・・

いいようのない不安が心をえぐる・・・。


携帯のサイレンスに浮かぶ・・・
飼い猫と同じ名前・・・。

恐る恐る・・・携帯を握り・・・
そっと瞼を閉じて・・・電話に出た。。。


『大樹!大樹?・・・』
・・・彼の名を呼ぶ誰かの声・・・。

私は黙って電話を切った。



ニ度・・・三度・・・
切っても・・・切っても・・・
着音と怪しい光が・・・私を攻め・・・そして追いこむ。。。


・・・覚悟を決めた。。。


『ねぇ・・・大くん。。。
 電話だよ。。。 ユキって誰っ?』



起こしながら・・・
携帯を あなたの耳に・・・

『・・・』

携帯を握る手の角度を替えながら・・・

『うんん。。。眠いんだよぉ。。。
 明日・・・朝電話する・・・。』


電話から漏れる・・・連呼されていたあなたの名前・・・
ぷつんと消えた。

・・・残ったのは・・・闇と静けさ・・・。



あなたはそのまま目を閉じた・・・。


『ねぇ・・・新しい女?』

『うん・・・』


『ねぇ・・・その人が好きなの?』

『わかんない。。。』


『私より・・・好きなの・・・?』

『・・・・・・』


『私より・・・好きなんだぁ。。。』

『楽なんだよ・・・。それだけで 充分。』



・・・・なにそれっ。


『おまえは俺を信じない。。。』


『しょうがないじゃん。』




『嫉妬はたくさん。
 ・・・あいつは できた女だ・・・。』

『そんなの嘘!!
 嫉妬しない女なんて・・・絶対居ない!!




私は携帯を取り上げて・・・
スイッチを入れた・・・。

鳴り響く着音・・・闇をあやつる怪しぃ光・・・


奪い電源を切る貴方・・・。


取り上げて・・・電源を入れる私・・・。


けたたましい・・・着音・・・怪しい・・光・・・


押し倒して・・・電源を切る・・・貴方・・・。





『ほら・・・同じだよ。。。
   ・・・みんな・・・同じ。。。』


『おまえは・・・帰る家がある。
 あいつは朝まで居たんだよ。。。』

『だって。。。』

唇を噛みつづけることしか赦されない・・・


『そうだ・・・。
 だから 俺達 終わるんだよ・・・。』



・・・大くん・・・なんで?

・・・なんで そんな優しい笑顔で・・・冷たく言葉を発するの・・・?



・・・ごめんなさい・・・。
終われないよ。。。


こんな気持ちじゃ・・・
・・・終われないよぉ。。。


溢れる涙が止まらない・・・



・・・貴方は優しく髪をなでる・・・・。

愛おしさを感じるよ・・・ 

 ・・・ねぇ・・・

・・・そう感じるのは・・・ただの幻想・・・?


ずるいよ・・・。

終われないよ・・・。


涙が溢れて・・・
ずるいよ・・・。



終われない・・・ 終われないよぉ





* 恋心 ♡ 乙女心  ~その恋の話し~ ***



これは、ずいぶん前に 楽天blogに投稿した 短編小説。


辛い想いを沢山沢山 重ねた 私の 『恋』

それは いまの幸せの種だったんじゃないかなぁ・・・。

 

いっぱいいっぱい流した涙  いま大きく幸せの花になり

未来へと ずっとずっと続いている。



久しぶりに 恋愛blogを描いてみようと思った理由・・・


 >> 『こじらせ女子』と カミングアウトする前に♪¨




結婚だけがすべてだと思わない。

恋愛だけがすべてだとも・・・


だけれど 『恋』 して 『愛』して 私は豊な人生を歩いているなぁ。。。

そう思うから。。。


恋に臆病なあなた・・・

あの恋がわすられなくて・・・  e.t.c...

そんなあなたの心 ここで 少し開いてみませんか?