新入社員TYです。
「伊藤園の"自然体"経営 」という本を読みました。
「伊藤園」というとおーいお茶が思い浮かびますね。
またかなり老舗のお茶会社なのかと思うと全然違いました。
実は、戦後の高度成長期の真っ只中の1966年にスタートしたベンチャー企業。
前身は、フロンティア製茶株式会社と言い、
本庄正則氏と本庄八郎氏という兄弟が
車の販売からドロップアウトし設立したそうです。
今では当たり前のようにペットボトルや缶でお茶が飲めますが、
昔は、お茶はいれて飲むもの。
それを革新的に実現したのが伊藤園です。
また、お茶っぱは量り売りが当たり前だったものを
真空パックにつめたのも伊藤園です。
また、ウーロン茶を日本に持ってきたのも伊藤園です。
この伊藤園は創業当初から海外展開を見据えて海外の技術を
いち早くとりいれています。
例えば、伊藤園はファブレス生産をいち早く導入しています。
ファブレス生産とは工場を持たない生産方式です。
主にコンピュータ関連の生産で導入されていましたが、
今では、食品、おもちゃ等様々な業種で用いられています。
現在の当たり前を当たり前にした伊藤園。
すごいと思います。
茶の文化を継承しつつ、食の安心・安全に応えるため自然材料にこだわり続ける伊藤園。
普段当たり前のように飲む「おーいお茶」には様々な工夫や歴史が
あるのだなあと思いました。
また、そのように革新を生むのには理由があるのだなと関心させられました。
GoogleやFacebookのオフィスのフリードリンクにも
「おーいお茶」があるみたいです。
日本以外ってペットボトルや缶入りの飲料は「甘すぎる」ものが多い。
無糖飲料という健康に良いものが
海外でも先進的な企業や健康志向な人々に受け入れられてきているんだな。
コーポレートブックを見ると一貫性が伝わってきますので、
興味があれば御覧下さい。
コカ・コーラ(糖飲料)のような確固たる世界共通ブランドを
日本の伊藤園がおーいお茶(無糖飲料:Unsweetened Tea)で築きあげてほしいです。
以上、新入社員TYでした。