<バンクーバーの空港から>


ここで知り合った日本人の女の子を送りに行った。

自然と涙があふれてきた。

たった一か月の滞在だった彼女と出会えて、仲良くなれたこと。

そして彼女がこの飛行機に乗れば日本に上陸するという羨ましさ。


この時、カナダに来て2か月が過ぎていたころだった。


<3か月目に入り・・・>

学校に通うのは3か月。いよいよ本格的に、次の都市を考えなくては

いけないときがやってきた。

でも、そんなとき、せっかくホームステイをしてるのに

Host momと私の2人暮らしという生活に

何か物足りなさを感じていて、

この3か月目からダウンタウンにも近く、大家族の家へ引っ越すことにした。

フィリピーナの家は、10人くらいの家族になった。

同じ留学生が5人もいた。

にぎやかだが寮みたいな家だった。

それでも韓国人のハウスメイトと一緒に遊べて楽しかった^^

さてさて、肝心の都市の選択がせめられていて。

正直どうしようか迷いに迷った。

まず自身で決めていたことは、

田舎ののんびりとしたところで暮らすということ。

それは日本から持ってきた願いだった。

日本にいた時は、飛行機で移動してトロントの方角に行くのもいいと

考えていた。

しかし、いざ飛行機をつかっての移動となるとおおがかりであり、

東の事情が全くわからず、これから冬を迎えるのに

とんでもなく寒くなる地域。

となると、やはりバスで移動できる範囲にしようと考えた。


ビクトリアも考えていたが、実際住むとなると思っているのと違う。

そう思って、選んだのは、

ノースバンクーバーかWhistler。

ノースバンはもともと2か月住んでいて、

こっち側にもレストランやカフェがある。

Whistlerはリゾート地できれいて軽井沢みたいなイメージ。

どうするべきか自分では答えが出せなく、

Whistlerで見つけたある家があった。

そこの家にもし入れたらWhistler、無理ならNorth Vanにしようということで

答えはこの返事に委ねたのだった。


そして入居可!


つまりWhsitler行きが決まった。




彼との出会いから、幸せな気持ちが続いていた。

自然とスマイルがいつでも出る。

毎日のメール、とっても楽しみだった。


そして次は彼がVancouverに来ると言ってくれた。

夏休みを利用して、4日間。

その一日を私の友達を含めて一緒に日帰り旅行をした。

それ以外の日は二人でVanを楽しんだ。

その時、素直に「わたし、幸せです」と思ったのだった。




でも、、、この4日間をあとにあまり会えなくなってしまう。



連絡はそのあとも続いた。



ある日、Vancouverで花火があった。

彼がこっちにおりてくるということを聞き、時間があったら私のところに電話を

してって言っていた。

その日は友達とみんなで花火を見ることになっていた。

確か3連休の初日だったと思う。

携帯電話が壊れた。


幸い友人とは会っていた。


だから、花火は見れた。


そしてどこかで彼からの電話を待っていたが、

この時、すでに前よりも連絡を取ってなく、たぶん来ないかだろうなと思っていた。

でも、、、

電話をくれていたらしい。

あとでメールが入っていた。






切なかった。

いつもつながる電話がこの日だけ、突然壊れたのだった。

しかもよりによって3連休の初日。

携帯の会社に行かないと直せなく、3連休にカナダの携帯会社が

仕事をするはずがなかった。

あとから聞くと、Hostmomも電話をくれたこともないのに、

電話したのよって言ってた。



<Fireworks>

ここの花火は、カナダ、中国、スペインと海外の花火を披露し

競争をするというものだった。

よく日本の花火は群を抜いて素晴らしいと言われているが

ここのFireworkも素晴らしかった。

また海岸から眺め、海の上で大きく輝くその姿が何とも言えない。

クラスメイトとみんなで見ていた花火だったが、

その一人である日本人の子は、翌日、帰国を迎えることになっていた。

花火を見ながら、もう帰るんだね。と、話しつつ

それまで思っていなかったけれど急に日本が恋しくなったのを今でも鮮明に

覚えている。

彼女が帰ってしまうことも、自分が日本に帰国するまで

あと10か月くらいあることも、そんな理由からだ。


それまでの2か月は外国が新鮮で

はじめての生活で、出会う人みんながニューフェイスで、

すっごーーーーーーーーーーく

Enjoyしていたのに、

その子がもうすぐ日本の地に戻るとなったとき

自分自身に表れた、日本への思いだった。





<彼とのメール>

入国する直前から入国直後、毎日毎日していたメールは一人カナダに飛び立った私には

何とも心強いものだった。

そんな彼は彼の住む町に来る機会があったら案内してくれるって言ってくれた!!

そして、メールしてから1か月半、カナダに入国して1か月!!

彼と会うことになったラブラブ


そもそも朝ちゃんと目的のバスに乗れるのか。どこから乗るのか。朝になって簡単に乗れるでしょうって

思っていたバスだが、さすがカナダ、意外とわからない。

それでも彼との連携で乗ることができた!!

もし乗れなかったらごめんなさいとのことで、出発した。

思っていた乗り場と実際の乗り場が違くてあぶなかったけれど。

バスで3時間弱、いよいよ目的地に到着したニコニコ

はじめての出会い。

その瞬間を今でも鮮明に覚えているアップ


その時の半日はとっても楽しかったたいよう

幸せな気分だった☆(*^-^*)^-^*)☆



東京にいたときの自分ならこんな行動力を持って

出会ったことのない人に会いに行くことはなかっただろう。

けれども彼の人間性、カナダという地、

そんな環境は私にこんな行動力を与えてくれたのだった!!!