【埼玉】大宮西署の20代の地域課巡査2人が昨年末、自転車の交通違反者に交付する「警告カード」の交付実績を水増しして上司に報告していたことが県警監察官室への取材で分かった。2人はそれぞれ二十数人分、水増し報告するため、自転車の盗難照会で控えていた個人の名前や住所を流用していたという。県警は3日付で2人を本部長注意処分とした。

 監察官室によると、2人は昨年12月29~30日の勤務中、警告カードの控えの違反者欄に、自転車の登録番号を照会した際に控えていた自転車の持ち主の名前や住所を書き込み、上司に警告カードを交付したとして報告。件数が急に増えたことに気付いた上司が問いただして発覚した。2人は「努力目標を達成して上司に褒められたかった」と話しているという。

 県警は自転車の2人乗りや酒酔い運転を注意するために警告カードを交付しており、控えは処分されるため、名前を使われた人が行政上や刑事上不利益を被ることはないという。【浅野翔太郎】

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