昨日2月11日（土）、朝まだ暗きうちに家を出て、早朝の飛行機で福岡へ。

用件は皆様お察しのとおりです（笑）。

何日か前から西日本の大雪の予報が出ていたので心配していたのですが、幸い、飛行機が欠航することもなく、無事福岡にたどり着けました。

福岡空港に着いた時には少し雪が舞っていたのですが、劇場に着いた時には止んでいて、昼の部がハネた時にはすっかり晴れていました。

でも、雪のため高速道路が通行止めになり、一般道も大渋滞だったそうです。
博多座の場合、近郊の県から高速バスを使って来場されるお客さんも多いと思うのですが、通行止めや道路渋滞の影響か、遅れていらっしゃった方もちらほら見かけました。

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昨日は、3階で昼の部だけ観劇。
しかし、私がそれだけで終わるわけないですよね（笑）。

もともと予定していた観劇日は、次の週末。
ですが、せっかく福岡まで行くなら実家にも帰ろうと思いまして。

テレワーク制度が月5回まで利用できるので、月曜から金曜までテレワークをすれば、一週間まるっと福岡にいられます。

そんなわけで、11日（土）に福岡入りして、13日（月）～17日（金）にテレワークをし、19日（日）まで福岡に滞在することに。

両親には11日の夕方までに帰ると言っておいたので、その前に博多座で昼の部を観たのでした（笑）。
先にリピートしちゃった感じです（笑）。

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昼の部の演目は「男の花道」と「艶姿澤瀉祭（はですがたおもだかまつり）」。

◼男の花道

2015年5月に明治座でも上演された、猿之助さんの「男の花道」。

人気の女形・加賀屋歌右衛門と、歌右衛門の失明の危機を救った医師・土生玄碩（はぶげんせき）の、男同士の友情を描いた作品。

……のはずなんですが、猿之助さん演じる歌右衛門が、「女形の役者」というよりも「女形が演じている女性」みたいに見えてしまって、男同士の友情というより男女の恋模様みたいに見えてしまった感じが……（笑）。

明治座で観た時はそんな感じじゃなかったんだけどな……。
明治座の時は土生玄碩が中車さんだったけど、今回は平岳大さんだからかな（笑）。
平さんカッコイイからなあ……（笑）。

まあ、男と女に見えてしまってもいいのかもしれませんが（笑）、この手の芝居は、そうなると安っぽくなっちゃうんだよなあ……。

「女を演じる男」と「男が演じる女」の違いは、ビミョーだけれど大きな違いだなと思いました。
特に、こういう芝居だと、そこが違っちゃうと作品の解釈が変わっちゃうと思うので、難しいトコロですね……。

女形の役者さんにも、普段から女性的な人と、普段は「男」な人がいると思うんですが。
こういう芝居に出てくる女形役者は、後者のような雰囲気……例えて言うなら、時蔵さんみたいな、キレイだけどオトコマエな女形（笑）のほうがイメージに合うんじゃないかなあ……と思いました。

まあ、まだ初日から1週間くらいでしたし、猿之助さんの芝居も日々進化していくと思いますので（笑）、次に観る時に期待したいと思います（笑）。

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平岳大さん演じる土生玄碩は、物静かな中に骨太な雰囲気があり、医師の本分を守り抜こうとするストイックで清廉な感じがよく出ていて、ステキでした。

ストイックなんだけれども押し付けがましい感じがないのも、いいなと思いました。
平さんの人柄みたいなものが、役ににじみ出ている感じがします。

医師の総髪のカツラもよく似合っていて、カッコ良かったです！

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歌右衛門の弟分の役者・加賀屋歌助を隼人さんが演じているのですが、歌右衛門が「櫓のお七」を人形振りで演じる場面で、隼人さん演じる歌助が後見をやっていまして。

役の上でのことなので、成駒屋系の色（芝翫茶をベースにしたもの）の裃を着けていたのですが、コレがすごく似合っていて！
猿之助さんの踊りがイマイチ本調子じゃなさそうな（感じに見えた）せいもあって、お七よりも後見のほうをつい見ちゃいました（笑）。

播磨屋の裃の色（歌六茶）も、初代歌六が成駒屋の弟子筋だったため芝翫茶に似た色目なので、何だかまるで、萬屋の隼人くんが播磨屋の裃を着けてくれているみたいな感じがして、ワタシ的にはツボでした（笑）。

◼艶姿澤瀉祭

今回の博多座公演が初演となる舞踊の演目。

なのですが、幕開きはいきなり市瀬秀和さんの居合で始まり、ビックリでした。
市瀬さんの居合、すごく迫力がありました！

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舞踊は全体的に和洋折衷な感じで、タカラヅカの和物舞踊にも似た雰囲気でした。
なので、好き嫌いが分かれるところかもしれませんが、ワタシはこういうの嫌いじゃないです（笑）。

和洋折衷な感じの踊りだけでなく、古典舞踊もちりばめられています。

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寿猿さんが「黒田節」を踊っているのですが、コレがなかなかカッコイイんです！
踊り終わった後、足腰が立たなくて周りの人に支えられながらハケていくという芝居もやってました（笑）。

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平岳大さんは、得意にされているフラメンコを取り入れた踊りをなさっていました。
和の衣装でフラメンコのような足拍子を踏む平さんと、歌舞伎風の足拍子を踏む猿弥さんが対峙する場面は、とても見応えがありました。
異業種コラボみたいな感じですが、コレが意外と合ってます！

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大勢の役者さんたちが芸者の拵えで民謡を踊る場面があるのですが、米吉くんの隣で踊っていた人が、ところどころ、立役っぽいキレのある動きになってまして（笑）。

あの人、絶対普段は立役の人だと心の中でツッコミを入れたのですが（笑）、女形の化粧をしているので誰だか分からず（笑）。
3階からなのでよく見えなかったのですが、顔立ちを見る限り猿三郎さんっぽい感じが……違うかな……。
次に1階で観る時に確かめてみます（笑）。

でも、もし猿三郎さんだとしたら、芸者の拵えでセンターで踊るなんて、レアな感じですよね（笑）。

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幕切れは、阿国歌舞伎の一座のような元禄の男女が勢揃いしての総踊り。

そこへ、猿之助さん演じる名古屋山三が登場するのですが、どんなふうに登場するかは……劇場でお確かめください（笑）。

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今回の公演では、客席上を斜めに渡る「斜め宙乗り」の演出があります。

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今月の博多座では、リピート割引が実施されています。

博多座のチケット売場で半券を提示すると、A席チケット14,500円を11,000円で購入できます。
しかも、劇場内のレストランや売店で使える1,000円分のギフトカードと、イヤホンガイドの利用券付き！

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