EPISODE OF THE NOVEL and THE LIFE -2ページ目

EPISODE OF THE NOVEL and THE LIFE

日常についてや以前のブログでやっていた自作小説をアップしていきます!

「なっ・・・・・!!!」


 オレが横に跳んだ瞬間、恐竜の足音が止まった。横目で後ろを確認すると、恐竜はオレの動きをじっと見つめていた。
 ・・・・・そりゃあないで。こんなあっさりと死んでまうのか、オレは。


 オレは絶望的な状況に、受け身も取れず、地面に叩き付けられる様に落ちた。


「ぐあッ・・・・・。」


 打ち所が悪かったのか、あまりの激痛に目がチカチカする。しかし、ヤツがオレの真上に来るのは気配で分かった。

 
 もう流石にどーしようもないわ。人間死ぬ前に走馬灯ってのを見るらしいけど、実際はそーいうやつはないみたいやなぁ・・・。


 はっきりしない意識の中、恐竜の鼻息がかかるのを感じた。
 喰われる・・・・。




「大牙ァ!諦めんじゃねぇ!!!」


  
 龍の声がする。アイツは波瑠花たちと逃げたはずや。そこにいるわけあらへん。



「うおらあああああ!!!!!」
「ヴァアアアア!!!!」


 龍の声に続いて衝撃音が走り、恐竜が奇声をあげた。


「ほらっ!今だ、逃げるぞ!!」
 オレの耳元で龍の声がしている・・・・。
「龍・・・なのか?」
「いいから!捕まれ!」

 朦朧とした意識の中、オレは龍らしき人物に手を引かれ立ち上がった。