オペが終わり目が覚めます。
でも思ったように喋れません。
「赤ちゃんは?」
と聞いているのに誰も答えてくれません。
もしかしたら自分は喋っているつもりだったのに声が出ていなかったのかもしれません。
出産に立ち会ってくれた助産師さんが
「おめでとうございます」
と言ってくれました。
病棟に降りるとダンナとお互いの両親が待っていてくれました。
「赤ちゃん見た⁇すぐNICUに行っちゃったけどちょっと見れたよ」
とダンナが話しかけてきますが上手く喋れないし、目も開けていられません。
しばらくして ダンナの両親がベットサイドに来てくれました。
わたしは赤ちゃんのことが気になります。
「赤ちゃん見た⁇」
「見たよ」
「赤ちゃん可愛かった⁇」
「うーん、可愛いとは言えんね…」
「そうですか…」
いつでも思ったことを言う義理の母です。悪気があるわけじゃないのは分かってます。
その後自分の両親がベットサイドに来てくれました。
また同じことを聞きました。
「赤ちゃん見た⁇」
「見たよ」
「赤ちゃん可愛かった⁇」
「赤ちゃん可愛かったよ」
可愛い、と言ってもらえて少し安心しました。
ダンナが来て写真を見せてくれますがよく見えません。
「24時間がヤマだって。その後1週間越えられるかどうかだって」
赤ちゃんを見たくてもわたしは動けません。
身体はよく動けないうえに右頸部に透析のカテーテルが入っているので左にしか向けません。
麻酔の副作用でもうろうとしてちょっと寝ては目が覚めるの繰り返しでした。
夜中になり、吐く物は無いのに吐き気に襲われます。
何度も何度も助産師さんが来てくれました。
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