病室の窓から見上げると満月だった。
少し下に星がひとつだけ瞬いていて、月光に照らされた白い浮雲と都会の光を反射した赤い浮雲が、小さな東京タワーを見下ろしていた。
確か、人生で5度目の入院だったか。
困ったものだ。
だけど、こんなぼくでも許されるなら結婚をして自分の子供を授かりたいと思うのだ。
もちろん、それが人生の全てではないが。
結局、何も持つことができなかったちっぽけ過ぎる人間の僅かな希望のひとかけらを何かの形で明日へ繋げたい。
誰でもそんなふうに考える時が来るんじゃないか?
感傷的になりすぎているのかもしれないが、今年はそういう年だろう。
涙は落ちる、明日も笑おう。
♪ 夕映え透かして涙の理由を
本当の願いはだれも皆同じ
夕焼け解かして瞳の険しさ
大きな鼓動も地球へ還すよ
フレー! フレー!
たった今に着地して
進化していくぼくら
身体と言う船になる
みなまでつかおう!
問い掛けて確かめて
命は大自然そのもの
辿り着きそうな答は
何だ彼だ懐かしいね
さからえない運命事
静かに飲み込むには
独り言を口ずさもう一緒に
ことばでも数字でも
表せない理想描いて
塗り替えて確かめて
最先端未来の景色を
君の期待通り世界は
今日から真新しいね
終わりのない営みへ
限りを尽くす日々が
幸せを繋いでくれるはずさ
悲しみも携えて生きてこう ♪