会議が終わって、帰宅。


親父が入院中、今日は母親しかいなかった。


いつも、すれ違いの生活だったけど、久しぶりに、ゆっくり話が出来た。


他愛もない話の流れで、親父の昔の話に。。。



うちの親父は、いわゆる頑固親父で、見てわかるぐらい昭和の人間だ。


お世辞にも都会的な感じではない。


頭固いし、人に頭を下げるのが苦手、というか出来ないから、


仕事の腕前は、俺が見てもわかるぐらい凄いものを持ってるのに、


企業では人付き合いが上手く出来ないから、


町の小さな会社でしか働けない。


母親の話だと、昔から口数少なくて、自分のことも話さない。


だから、俺も親父の昔は良く知らない。



母親は、突くようにして、親父の過去をちょくちょく引き出してたみたいだけど、


未だになぞが多い人だ。


二人の出会いは、うっすら聞いたことがあったが、


そもそも、どういう経緯で親父と会うに至ったかまでは知らなかった。


旅行も、外出も嫌いな父親が、母親の話によれば全国を回ったことがあるらしい。


ちょっと特殊な仕事だったから、旅行気分ではないらしいが・・・。



誰が何か聞いても、「あぁ」とか「うん」とか、


片言しか喋らないくせに、少し話し出すと、飽きない話を持ってる。



親父は今、肺を患って、入院している。


病床の親父は、昔の元気で、無骨なイメージではない。


頑固なのも、口数が少ないのにも変わりはないが、


弱っている親父を見ると、泣けてくる。



俺は、親孝行らしい親孝行もしてこなかった。


だから、せめて、それが出来るまでは、


少しでも長く元気でいて欲しい。



今までちゃんと親孝行せずに勝手な話だけれど、


心からそう思う。


人を育てるのは難しい。


仕事の話。


スポーツ、勉強、育児も一緒か?



世の中には、たくさんの先生がいて、上司がいて、先輩がいる。


教え方の上手い人もいれば、上手く伝えられなくて苦手な人もいる。



今の歳になるまで、たくさん教わってきたし、


教えること・教育する側も経験した。



色々経験して、わかったことの一つ。


出来る人には、出来ない人の気持ちがわからないということ。


もちろん、最初から出来なくて、出来るようになった人は別。


才能かセンスか。。。


どちらにせよ、苦もなく、出来るようになってしまった人は、


「頑張っても出来ない人」を「出来る人」に育てることは難しい。


なぜなら、出来なかった経験がない人には、なぜ出来ないか?


それがわからないから。


仕事をしている上で、つくづく感じる違和感。



それがわからない上司や部下は、


頑張っている部下や後輩に、「出来ないヤツ」のレッテルを貼る権利はない。


あるのは、育てられなかったという事実だけ。



最近、自分に対しては少なくなったけれど、


未だに身の回りでよく見る光景。



なんか、残念な感じだ。