
昨日、試写会で「太平洋の奇跡」を観た。
竹野内豊が演じる大場栄大尉。
実話らしい。しかも原作はアメリカ人。
私は基本的には戦争映画は好きじゃない。
きっと私の年代が微妙なのかもしれない。
50代。
戦後生まれ。
でも、子供のころ祭りの時とかに元日本兵だと言う人が立っていた。
ただ「あの人は?」と親に聞いても「兵隊さん」とだけだった。
戦争を全然知らないのにテレビの「懐メロ」には「軍歌」があった。
子供心に胸にグッとして聞いていた。
歌の内容もよくわからずに。
いつの間にか「戦争」は悪。だから兵隊さんは悪。
…と頭に入っていた。
空襲の夢を見たこともあった。
どこかの家の中でコタツに入っていたら飛行機の音がした。
駅に人が並べられている。死体だった。
もちろん夢。
一度も経験はない。
いつも家の中で飛行機と爆弾の音で夢は終わっていた。
学生の頃、テレビか講演か忘れたけど、、、
「戦争をするのは男だけど、その男を生むのは女性である母だ。だから女から戦争を反対しよう。息子を戦争に連れて行かせないような世界にしよう」
内容はしっかり覚えていないけど…確かこんな話しだった気がする。
私は女として戦争を反対しよう。
戦争映画を私は嫌いになった。
ある日、親戚がお土産として本を買ってきてくれた。
「中国大陸の戦地(せんや?)」(だったかな?もう本がないので・・・)
「きけわだつみの声」(だったかな?)
戦争は嫌い。でもその戦争中に生きた人たちの事は・・・
今回、試写会があると知ってダンナと行った。
娘たちも別の席で観た。
「アメリカ軍を一兵でも多く殺す」
これが日本軍である大場大尉の目的。
そのためなら死んでも良かったのだろう。
アメリカ兵の一人が言う。
「日本兵は誇り高い。敵に降参するくらいなら戦って死を選ぶ」
その日本兵が総攻撃のはてにわずかな人数になる。
その戦地・サイパンには日本の民間人もいた。
民間人200人近くを47人の日本兵が守った実話。
その指揮官が大場大尉。
彼は部下と一緒に戦い民間人を守りながら考える。
そして・・・・・
「生きて、日本に帰ろう」
テレビのCMで日本兵が投稿する行進シーンがある。
あまり詳しくは話せないけど、この時の日本兵が歌った歌。
竹野内の軍服姿で背筋をピシッとして歩く姿。
ゾクゾクしました。
なんか妙な気分でした。
もしかしたら感動したのかもしれない。
評価としては、、、まあ良かった。
ダンナが帰りにポツン。
「今の日本人には目の前で上司が自決して戦いの意気を上げるなんてわからないだろうな」
映画の中で、総攻撃の前夜に軍の指揮官(中将など)が兵士の前で自決する。
「生きて捕らわれの辱めを受ける前に」
潔い。武士道なんだろう。
でも戦争に負けた事を受け入れ明日からを生きることの方が大変だし大事な事だって行きつくことが大場大尉だったんだね。
ただ人が死ぬ。殺される。殺す。残酷。
それだけが戦争映画じゃないんだなあ。
そう思える映画でした。
アメリカ兵(原作者かな?)が日本の将棋の駒をいつもポケットに入れてるのがおもしろい。(少しネタばれ?)