運命の人 2

運命の人 2

ブグ                    ツインソウルとは、もともと一つだった魂がこの世で魂を磨くためにより多くの経験を積んで、魂が進化を遂げるようにするために、この世に生まれる際に二つに分かれたものと言われているそうです。            

     

◇2018年第90回アカデミー賞で『ウィンストン・チャ―チル/ヒトラーから世界を救った男』によりメイクアップ&ヘアスタイリング賞を見事受賞した辻一弘氏(他にこの賞をデビッド・ユリノフスキ、ル―シ―・シビックが受賞)のスピーチです。
★まずはゲイリ―・オ―ルドマンに心から感謝致します。あなたと、この素晴らしい旅をできたことは本当に栄誉な事でした。あなたなしには、私達はここに立っていません。あなたは素晴らしい俳優で、熱心なア―ティストで、そして真の友人です。(中略)アカデミーに感謝します。私達皆にとって夢が叶いました。ありがとうございました。
◇2018年、ポッドキャスタ―で起業家のクリスティ―ナ・ウォレスの「スワイプしまくるのをやめて、出会い系サイトで運命の人を見つける方法」というTEDにおけるスピーチです。
★初めて出会い系サイトを試したのは大学1年の時でした。シワが見えない人のために言っておくと、2001年のことです。見てのとおり私は身長180㎝超えで、志望大学に入学後バスケットボール男子選手の全米平均が、ディビジョン3では173㎝だと知って大学内での恋愛を諦めインターネットに懸けました。当時の出会い系は『ユ―・ガット・メ―ル』の筋書きとだいたい同じでした。何週間も長文のメ―ルをやり取りし、その後やっとご対面です。とは言え私の場合は相性が合わないと気付き、出会い系は振り出しに戻っていました。出会い系はここ17年で大きく変わりましたが、イライラ要素の多くは変わっていません。なぜなら出会い系が得意とするのは、その人の社会的、職業的な活動範囲を超えて恋人候補を増やすことだからです。では出会い系が不得意なのは?
まさにその他すべてです。(笑)私について少し補足すると、私は行動的でつい頑張り過ぎるタイプの数学、演劇オタクで、経営学博士号を持っています。だからうまくいかない時は一歩離れて、ビジネスで用いる手法で問題点を見つけ解決します。恋愛においても同じです。30歳になる前の夏、彼氏探しを一時休止してメイン州に一週間一人でキャンプに出かけ、自分のさえない恋愛遍歴を振り返りました。パ―トナ―に何を求めるかは本当は自分で分かっていたんです。優しさ、好奇心、共感、目的意識です。でもネット上で選んでいたのはアイビ―リ―グ(一流大学)卒、自分より高身長、うちから12駅以内に住んでいる人でした。こういう条件を意識的に優先していたわけではありません。ネット上で一番チェックしやすい項目だっただけです。履歴書を見るようなもので、字面では凄く良く見えるけど実際は自分とはなかなか合いません。そこで2016年の春私はネットに戻り、典型的なビジネスの手法でこのプロセスを再構築することにしました。まず、OkCupidを使いました。スワイプ式のアプリのゲ―ム感覚は避けたかったのと、相手が書いた文章を見て品定めするためです。次に「潜在顧客」を絞り込みました。自分の好みのタイプを選ぶことは止めて、相性が良い「見込み客」を特定する基準を定義したのです。3つの条件を満たすメ―ルのみ合格にしました。正しい文法で書かれた完全な文で構成されていること。私のプロフィールに言及していること。コピペじゃないと確かめるためです。そして性的な内容がないこと。条件としては緩いはずだと思っていたら、私が受け取ったメッセージ210件のうちクリアしたのは何とたったの14%でした。(笑)次の段階としてはなるべく早く実際に会うこと。私が気にするようなことはネットでは分からないからです。でも調査や自分の経験からしてたった30秒ほどあれば、その人とうまが合うかどうかが分かります。そこで考案したのが「ゼロデ―ト」です。これは1時間、そして1ドリンクで次の質問の答えを出すというものです。「この人とディナーしたいか?」です。「運命の人か?」ではなくて、そのまんま「テ―ブルを挟んで3時間過ごしたいか?」です。本当に1時間しかないと伝えます。女友達との飲み会があるとか、中国との電話会議があるとか、何でもいいんです。バレませんから。「1時間」というのが大事なんです。もしいい感じだったら、最初のデ―ト日を決めましょう。そうじゃなければ、接待モ―ドでやり過ごして、次の社交場で話のネタにすればいいんです。しかも1時間だけなので一晩に3人と会うこともできます。そうすれば、ヘアセットや洋服選びも週に1回で済みますよね。(笑)ゼロデ―トでは、私から会おうと誘った時の相手の反応も見ることができました。本気モ―ドに食いつかない人もいるだろうと予想したところ、当たっていました。29人の候補者のうち、私に返信したのは15人だけでゼロデ―トの約束に至ったのはそのうち6人でした。最初の相手は舞台セットデザイナーでした。お互いヨガにはまっててピ―ナッツバター入りべ―グルが好きだったので、かなり期待できそうでした。でも2分でこの人とは合わなそうだと分かり、ディナーをしないで済んでホッとしました。その後は次のゼロデ―トに少し臆病になりましたが、ブルックリンハイツで会うことが既に決まっていました。ウィスキーを携帯して夕日を眺めるというもので、正直言うとうちから2ブロックの距離だったし、相手も私もポッドキャストを配信していたので、最悪の場合それについて話せばいいと思いました。こうして会った彼がチャスです。優しくて共感力も高く、冗談も上手くて、質問はもっと上手でした。彼は弁護士で作家で笑うと目がキラキラして、私からキスしたら目をギュッと閉じました。その晩ゼロデ―トは初デ―トに変わり、2年後私達は洗濯機と乾燥機と2つの観葉植物を共有しています。さて観葉植物がついてくるかはお約束できませんが、この話の要点は出会い系は悪いことばかりじゃないということです。ゲ―ムや履歴書のように扱わずに、「見込み客」を見つけ絞り込むために使いましょう。そしてなるべく早くオフラインのゼロデ―トに持ち込んでください。だって出会いの目的はスワイプすることじゃなくて、自分に合う人を見つけることですから。頑張ってください。(大歓声)(拍手)
(因みにクリスティ―ナ・ウォレスとチャス・キャリーは2018年10月19日にブルックリン・ブリッジ・パ―クのべブルビ―チで結婚しました)