あたしの疼き仕事で液体窒素を使った。 あたしは,この奇妙な液体が好きだ。 -196℃。身近なもののすべてが凍てつく。 花瓶の薔薇を浸し,床に打ちつけると, カシャッという小気味いい音とともに, ガラス細工のように花弁が砕け散った。 あたしの中のどこかが疼く。 隣の男が不思議そうに見てるけど,あたしは気にならない。 今日は,久しぶりにSEXできそうだ。 喉の奥まで咥え,飲み干してみようと思う。 あたしは,この奇妙な液体も好きだ。