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『問わず語り』〜言葉通りの意味です〜

主に刀剣乱舞のステ・ミュについての独り言。
「誰々の地雷になるからこの発言はやめとこう」のない世界で話したくてアカウント作ったのでコメント欄は承認制にしていますが状況次第では閉鎖します。

まずは出演者・スタッフ&関係者の皆様、大千穐楽までの完走おめでとうございます。お疲れ様でした。そしてありがとうございました。


この3ヶ月の生きる糧でした。

観劇公演数、計9公演。

本当は10になるはずでしたが豊洲駅に着いたところで機材トラブルで休演にえーん

私の6列目!!

遠征民なので1往復に2公演以上チケットを取る交通費半額理論を採用していなければ危うく“三万円以上使って東京の不便な場所のホテルに泊まりに来た人”になるところでした。

でもこの1公演が唯一観れる機会だった人もいるはずと思いぐっと耐えながらホテルで一晩すごしました(アイコンの場所で)


消化しきれてない嘆きはさておき、何故私がこのご時世にチケット代だけでも14万かけて9公演も遠く離れた場所まで観に行ったか?というところのお話が今回の本題です。




加州清光

CAST:松田凌さん




これにつきます。

松田凌さんの事は今回のキャスティングで初めて知りました。

それがどうしてここまでに至ったか。

ここまででお察しの通り、私の話は長いです。

続きを読んでくださる方は「お覚悟」して下さい。


【前提1】

私のオタク属性は腐りながらも夢も見るハイブリッド型です。加州清光については色々あってここ2年程夢を見ています。


【前提2】

この刀剣乱舞というジャンルはメディア本丸含めすべてのユーザー毎に《とある本丸》として並立する為、各キャラクターはそれぞれの本丸によって性格や趣味特技、審神者や他の刀との関係性も各本丸毎に違ってよいという概念です。


【前提3】

ふたつめの概念が理由で刀ステや刀ミュを観る上で《必ずしも自分の本丸の推し刀とステ・ミュの推し刀が一致するとか限らない》が発生します。


ただし!先に言いますが佐藤流司さんの加州清光は“完璧”です。

初めて観た時は私の中でまだ自分の本丸の加州清光は推し刀ではなかったけれど「うわ〜、本物の加州清光だー!すごい完成度!!」であり、今の気持ちも変わりありません。むしろ歌唱力も演技も年々進化していて彼が演じる事で《刀剣男士加州清光の価値をステイタス以上に上げている》と思っています。



その上で。夢見る私は頭の中にある自分の本丸の加州清光と会話するわけです。


「ミュ加州、相変わらず凄いね」

「俺にアレは無理だからね」

「そもそも目指してもないでしょ」

「主の好みのタイプじゃないからね」


私が初期刀選びで迷ったのは蜂須賀虎徹と歌仙兼定でした。だからうちの清光は“元来の自分のアイデンティティだけでは一番に愛されない”事を知っています。

数年審神者を観察して弱いのは“スパダリ”と“雄みの強い色香”だと把握したけど、既存の世界の中には加州清光としてそれを体現するお手本がない。それでもうちの清光は清光なりにそうあろうとしてくれていましたが。



…を経て刀ステ加州清光の実装のニュースが舞い込みました。


8月、キャスト発表。

殺陣が凄く上手い役者さんだと既に松田凌さんを知っている人達がとても喜んでましたね。舞台『K』履修した方々が「この国広と清光は熱い」とも。他担の友人が推しさんの舞台で凌さんを観ていたらしく「すごく良いお芝居する人だよ」と教えてくれました。辛口で且つ私の性癖をわかっている彼女がぐいぐい背中を押してくる…ヤバイ予感しかしないんだけど??!と焦りました。


10月、ビジュアル解禁。

叫びました。

死にました。


「可愛いって格好良いとか色気が凄まじいの意味だっけ???」


可愛いの意味が脳内でバグりました。

マリアナ海溝並みの沼に落ちながら、これから私はこの人の加州清光に狂わされるんだと恐怖すら抱きました。破産しないかな、のめり込んで人生棒に振らないよう一片の理性だけは残さないと不味い…でも観に行けなかったら発狂する、死んでも行く…こんな感じでした。

まだ冬の陣も始まってないし、慶応甲府も未実装だったけど「ステなら加州特命来るはず…絶対に行く」まではこの時点で考えました、これは今でも思っています。1回目の観劇が慶応甲府実装翌日でしたがこのタイミングでチケ代貯金も始めました(刀ミュ壽を実装日に観劇→ホテルで課金しつつ御前お出迎え→翌日ステと久々のハードスケジュールでした)


少し落ち着いて自分の本丸に目を向けると近侍の清光の様子が変わっていました。これまで“そうありたい”と努力してなろうとしていた姿に自然に近づいてました。これだから2.5次元とかいうよいお手本は怖いんです叫び


「主の好きな(タイプの)俺が来て良かったね。チケ戦頑張るから待ってて」


近侍になってからそれまでの私のチケ戦惨敗が嘘のように各公演のチケットをご用意してくれた信頼と実績の笑顔が今までと比べて数段大人の男の顔をしていました。


とはいえ9公演はさすがにやりすぎじゃね?…と私も思いました。


元々そこまでのつもりはなかったのですが、タイミング的にチケットを持っていた『ミュージカル刀剣乱舞 幕末天狼伝再演』の京都全公演中止が1.2.3月全期間申し込みに私を駆り立てました。中止になっても全期間申し込んでどこか一つくらいどうしても松田凌さんの加州清光が観たい、その一心でした。


結果、当たり方が1週間違いとかソワソワ(夜・夜)とかになり1公演だけの為に往復交通費払うのもったいないだとか、本来第一希望だったマチネを追加とかしてたらこうなったのですが…


いえ、ちょっとだけ嘘です。

3月の中止翌日は元々マチネだけ観て帰る予定だったのを既に観劇済で凌さんの加州清光沼により深く沈んでいて最後だと思うと耐えきれず直前に一般で買い足したのでした。


だって、あれ…あの加州清光、ズルいです。可愛さとか愛されるとかのアイデンティティを口にしながら所作が全般とても男らしいところが最高に好きです。国広や太閤とのやりとりから精神年齢の落ち着きも感じて、もう好きの感情が爆発してしました。国広が帰らない未来を一人抱えて慈伝を越える清光の事を考えるだけで泣きそうです。そして戦闘シーンの低い構えや時には跳躍しての斬撃、ボロボロになって戦い抜く男の姿がもう…もう…特に吽形ちゃんと家康公との戦闘シーンの背中が格好良すぎて無理…思い出したら泣きそうです。家康公が沖田総司に「会うてみたい」と言うのがわかる…「沖田総司ってこういう戦い方した剣士だったんだろうな」と、清光を通して沖田くんを感じたあの場面は本当に素晴らしかったです。


今となっては9公演観劇、全く後悔はありません。むしろコロナ不景気でお給料が減ってなくてお金に余裕があればもっと行きたかったです。



3ヶ月間、幸せな時間をありがとうございました。


もうすっかり日常から買った食べ物は一度パッケージを全て除菌シートで拭くところから始まり、新幹線は乗った瞬間にアルコールスプレーと除菌シートで窓やテーブルとかリクライニングレバーの清掃をしてから着席、会場に持ち込んだ荷物とコートはゴミ袋に入れてから席下に、無論会場ルール厳守及び1人行動ホテル部屋食等等…遠征民のご参考にして頂けそうな感染対策にも慣れてまいりましたが、今後も油断する事なく感染対策を行いながらまずは4月无伝を楽しみに行きたいなと思っています。


※この後は清光がいないので理性ある観劇回数に留める…予定です。