飲みかけのペットボトルは、愛しかけて置き去りにされた女に似ている気がする。いつものようにコンビニで飲み物を買って家に帰る。お気に入りのフルーツジュース。「また次来た時に飲むから」と冷蔵庫に入れられる。もう3本ほど、忘れられている。新しい飲み物に気を取られたら、もう思い出されなくなる。ずっと暗闇で待ち続けても、呼ばれることはない。