16歳のトイプー。アノン。
ゴンという音で振り返るとテーブルの脚のところでアノンが痙攣を起こしてた。
慌てて抱くと私の腕の中で震えるアノン。1分間くらい。
まるで走ろうとするかのように足をせわしなく動かす。
リードをつけてアノンと外に出た。
そっとアノンを地面におろす。
走り出すアノン。
目も見えず、耳も聞こえず認知症のアノンが跳ねるように走る。
アノンが最後に元気に走ってたのはいつだったか?
名前を呼ぶと尻尾を振り耳をひらひらさせながら走りよってきてた。
認知症になるずっと前。
10分ほど走り、息をきらすアノンを抱いて部屋に戻りヤギミルクを飲ます。
もう16歳だもの。
いろんな事が起きてもパニックにならないように覚悟しとかないといけない。